動的粘弾性測定システム:
MCR 702e MultiDrive
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- +6
- 360°
- 引張、ねじり、曲げ、圧縮モードのDMAのための世界で最も汎用性の高いプラットフォーム
- 同一試験片の1つの試験定義で複素ヤング率および複素せん断弾性率を測定する独自の軸ねじりDMA
- 0.5 mN～40 Nの精密な荷重測定が可能なエアベアリング式の可動式磁気ドライブにより、軟質材料や硬質材料の特性評価を実現
- -160～1,000 °Cの温度制御
- あらゆるタイプの粘弾性測定に対応
MCR 702e MultiDriveは、汎用性に優れた高性能な動的粘弾性測定プラットフォームで、硬質、軟質、液体サンプルに対応します。引張、ねじり、曲げ、圧縮モードの動的粘弾性測定や、標準的な、または非常に高度なレオロジー測定、熱機械分析(TMA)も、1台の装置で行うことができます。また、1つの試験片の1回の試験でヤング率とせん断弾性率を測定し、材料特性評価の新たな分野を切り開きます。モジュール式となっており、各種温度制御システムだけでなく、アプリケーション固有のアクセサリーや測定システムの組み込みも可能で、様々なアプリケーションのあらゆる要件に対応できます。
主な機能
2つのドライブユニットであらゆるアプリケーションに対応
エアベアリング式の上部回転ドライブ、エアベアリング式の下部リニアドライブ、光学式エンコーダ技術を組み合わせることで、0.5 mN～40 Nの荷重範囲での線形動的粘弾性測定、さらに0.5 nNm～230 mNmのトルク範囲でのねじり動的粘弾性測定が可能となりました。この装置1台で、引張、曲げ、圧縮、ねじりモードのDMA、レオロジー測定、熱機械分析に関する実験を行うことができます。この柔軟性の高さにより、装置独自の様々な測定タスクも可能となります。そのため、使用される測定モードはアプリケーション次第です。
これまでにない材料特性評価
最先端の可動式磁気モーターとECモーター技術により、1つの試験定義と1つの試験片のみで、引張とねじりモードの動的粘弾性測定を行います。この軸ねじりDMAは、温度、周波数、時間、湿度の関数としての複素ヤング率(E*)と複素せん断弾性率(G*)を1回の実験で測定します。等方性材料のポアソン比を単一サンプルで測定できるようになったのは、これが初めてのことです。さらに、異方性材料を調査する場合は、方向に依存した迅速な特性評価が可能なため、サンプルの特性をより包括的に分析することができます。
最も影響力の大きい「温度」を制御
対流式温度制御システムは最適化されており、正確なサンプル温度制御に必要な均一な温度分布を実現します。さらに、ガスチラー(-90 °C)または液体窒素(-160 °C)をベースとした低温オプションにより、高精度で制御された冷却を行うことができます。また、温度と組み合わせて、サンプルに適用する相対湿度を制御することもできます。各標準測定システムには、固定されたサンプルの近くに温度センサが配置されています。これにより、温度の測定値は、人手を介することなく、全温度範囲にわたり高い精度と再現性を実現します。
専用アクセサリーとカスタムソリューション
社内に開発・製造チームを擁するアントンパールは、特殊用途に対応する機器やアクセサリーを提供しています。例えば、MCR 702e Space MultiDriveは、作業スペースを最大化することで、アクセサリーや補完的な測定装置の搭載を可能にしています。アクセサリーは、液体に浸漬した固体の特性評価や、最低-170 °Cまたは最高1,000 °Cでの特性評価に適したものをご用意しています。シャフトは、使い捨ての測定システムやカスタマイズされた測定システムに組み合わせることもできます。アントンパールでは、粉体サンプルの試験用に、曲げモードの一般的なDMA測定システムと組み合わせた材料ポケットを提供しています。
200種類以上のレオロジーアクセサリーで可能性を広げる
従来の動的粘弾性測定に加え、レオロジー測定により、固体の変形挙動や液体の流動挙動を評価することができます。しかし、多種多様なサンプルを測定するには、様々な測定システム、アクセサリー、温度制御システムが必要となります。MCR 702e MultiDriveはリニアモーターユニットを取り外せば、アントンパールのMCRシリーズの測定システム、温度制御システム、アプリケーション固有のアクセサリーを装着でき、サンプルの標準的な、または高度な粘弾性分析を行うことができます。
便利なセットアップと優れた操作性
すべての温度制御システムと測定システムは統合と交換が可能で、MCR 702e MultiDriveは動的粘弾性測定装置としての新しいセットアップに対応しています。さらに、QuickConnect機能を搭載しており、どれも片手で接続でき、ネジ止め不要で数秒で迅速かつ便利にシステムを交換できます。特許取得済みのツールマスター(Toolmaster™)機能は、接続されたすべての温度制御システムと測定システムを自動的に認識し、設定します。MCR 702e MultiDriveの制御には、多機能で直感的に操作できるRheoCompassソフトウェアを使用できます。このソフトウェアにより、必要な定義済みまたはカスタマイズ済みの試験テンプレートの検索、試験や解析定義のカスタマイズ、データのエクスポート、レポートの作成ができます。
仕様
| MCR 702e MultiDrive MCR 702e Space MultiDrive | ||
| 単位 | 技術仕様 | |
| 引張、曲げ、圧縮モードのDMA用リニアドライブ | ||
| 最大荷重 | N | 40 |
| 最小荷重 | N | 0.0005 |
| 最大変位 | μm | 9400 (1 |
| 最小変位 | μm | 0.01 |
| 最大周波数 | Hz | 100 |
| 最小周波数 | Hz | 0.001 |
| ねじりモードのDMA、レオロジー用回転ドライブ | ||
| 最大トルク | mNm | 230 |
| 最小トルク(回転) | nNm | 1 |
| 最小トルク(振動) | nNm | 0.5 |
| 最大偏向角(設定値) | µrad | ∞ |
| 最小偏向角(設定値) | µrad | 0.05 |
| 最大角速度 | rad/s | 314 |
| 最小角速度 | rad/s | 0 (2 |
| 最大角周波数 | rad/s | 628 (3 |
| 最小角周波数(4 | rad/s | 10 -7 (5 |
| 法線力範囲 | N | -50～50 |
| 回転ドライブのみを使用する場合の一般的な機能、測定システム、アクセサリー、仕様については、こちらを参照してください。 | ||
| 温度制御 | ||
| 最大温度制御範囲 | °C | -160～+1,000 (6 |
| 最大昇温速度 | K/min | 60 (6 |
| 最大冷却速度 | K/min | 30 (6 |
| 回転ドライブのみを使用する場合の一般的な機能、測定システム、アクセサリー、仕様については、こちらを参照してください。 | ||
| 機能 | |
| 引張、曲げ、圧縮モードのDMA | ✔ |
| ねじりモードのDMA | ✔ |
| 複合軸ねじりモードのDMA | ✔ |
| レオロジー | ✔ |
| 熱機械分析 | ✔ |
| Toolmaster™測定システム | ✔ |
| Toolmaster™測定セル | ✔ |
| 測定システムのクイックコネクト機構(ネジなし) | ✔ |
| 設定温度待機時間自動調整機能 (T-ready™) | ✔ |
| 低温オプション、液体窒素気化器 | o |
| 低温オプション、カスタムガスチラー | o |
| 湿度制御オプション | o |
✔ 含まれるもの | o オプション
1) 振動時は最大変位±4,500 μm。
2) 制御せん断応力(CSS)モードの場合。測定間隔とサンプリングレートに応じたせん断速度制御(CSR)モードの場合。
3) マルチウェーブ機能(942 rad/s(150 Hz)またはそれ以上、測定システムとサンプルによる)を使用することで、さらに高い周波数も可能です。
4) 測定間隔が1日を超えるため、10-4 rad/sを下回る設定周波数は実用的ではありません。
5) 理論値(1サイクルあたりの持続時間＝2年)。
6) 限界値は、使用する対流式温度制御システムと測定システムによって異なります。ご要望に応じて、-170 °Cまで対応可能なカスタム低温オプションをご用意しています。
アントンパール認定サービス
- 世界各地に350名以上のメーカー認定の技術者がいます。
- お客様の言語でサポート
- ライフサイクル全体にわたる資産の保護
- 3年保証
書類
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お住まいの国からオンラインで購入できるかは、以下のオンライン販売状況をご確認ください。
P-PTD 220/AIR FOR MCR xx2 / MCR xx2e PELTIER TEMPERATURE DEVICE (PLATE)
- plate with active Peltier temperature control (heating/cooling)
- for cone/plate and parallel plate measuring geometries
- with built-in fan for air counter-cooling
- with universal plate holder (screw-on thread) for use of measuring plates (also disposable) and other accessories
- with Toolmaster for automatic tool recognition and configuration
- installation in the rheometer through three-point support without the risk of misalignment
- maximized torsional stiffness due to constructional torque support
- 曲げ、引張、ねじり、圧縮モードでの動的粘弾性分析(DMA)向け
- 短冊状サンプル固定治具、三点曲げ用治具、カンチレバー、圧縮システム
- MCR 702e MultiDriveに対応
- 「追加パラメーター設定」用アクセサリー
- 相対湿度が材料の粘弾性挙動に与える影響を制御
温度制御：
対流式温度制御システム（-160～+1000°C）
- -160～1000°Cの溶融体、固体、薄膜、繊維の温度を制御したレオロジー測定と動的粘弾性測定(DMA)用
- 正確で安定した測定結果のための均一な温度分布
- MCR測定システム用：パラレルプレート、コーンプレート、固体ねじりおよび引張による動的粘弾性測定(DMA)、制御された相対湿度など
MCR温度制御システム用アクセサリー:
低温オプション
- 電熱式・対流式温度制御システムとの組み合わせが可能
- 必要な温度に対応したソリューションの選択: -40 °C、-90 °C、または-160 °Cまで対応
- システムの自動構成とエラー防止のためのToolmaster機能
