Anton Paarは、ESGについて語るだけでなく、行動します。サステナビリティと社会的かつ透明性の高い企業倫理へのコミットメントは、当社のDNAに深く根ざしている当然のことであり、次世代のために健全な地球と社会を維持するための義務であると考えています。
未来の世界
Environmental(環境)
当社は、将来の世代に対する道義的義務を認識しています。私たちには、気候変動や天然資源の枯渇に対して行動する義務があります。
エネルギーと環境は、長年にわたりAnton Paarの事業に欠かせない要素であり続けています。
- 3,200m²(Anton Paar本社)の太陽光発電システムで年間60万kWhを超える電力を発電
- 6,700m²(Anton Paar全体)の太陽光発電システムで、年間236トン以上のCO₂排出を削減
- 各拠点における冷暖房需要の30%以上を代替エネルギーで対応
- 環境に配慮した通勤に対する従業員奨励金や、充電ステーション、社用自転車を提供
- エネルギー消費量を削減するため、ヨーロッパで2番目に大きい氷蓄熱タンクを建設中
- 2021年には、エネルギー消費量を7%削減しました。
Anton Paar本社は、1989年にISO 9001の認証を取得しています。また、ドイツとオーストリアにある拠点は、ISO 14001およびISO 50001の複数の拠点にわたる統一認証を達成しています。Anton Paarの生産拠点のうち、6拠点がISO 50001の認証、さらに2拠点はISO 14001の認証も取得しています。
さらに、各拠点でエネルギーおよび環境データの継続的なシステム監視、定期的な内部監査、現場視察を実施することで、グリーンパフォーマンスを最適化しています。
また、社用車には電気自動車を、短距離の移動には電動自転車を採用しています。通勤に電動自動車を使用している従業員は、無料の充電ポイントを利用できます。
一人ひとりの価値
Social(社会)
当社は、一人ひとりの価値を認識し、尊厳を高める方法で互いをサポートすることに努めています。


相手を尊重する
従業員一人ひとりが大切な存在であり、価値ある存在です。当社は、好奇心と革新性という共通の価値観を原動力に、他者の尊重と多様性の文化を職場内外に広めています。

お互いを思いやる
当社は、誰もが同じチャンスに巡り合えるわけではないことを理解しています。Anton Paarのオーナー組織である慈善団体のサントナー財団は、恵まれない人々を支援するプログラムに貢献し、物資の公平な分配を推進しています。

Anton Paarの社会事業
Alpha Novaによる支援
Alpha Novaは、障がいのある方々が社会の一員として自分らしい生活を送れるよう支援しています。Anton Paarは、障がいのある方々に職場を提供するなど、彼らの社会参加を実現させています。
道を切り開くAmahoro Kids
世界最貧国のひとつであるルワンダでは、子どもたちが慢性的な栄養失調、劣悪な衛生状態、暴力、児童労働、搾取に苦しんでいます。NPO法人であるAmahoro Kidsは、こうした子どもたちやその家族を支援しています。彼らは、Anton Paarが購入したトラックで収穫した農作物を地域の市場へ運べるようになり、基本的な物資や子どもたちの教育を確保できるようになりました。
Caritas Lerncaféによる学習、支援、ケア
宿題をする、試験の準備をする、一緒に遊ぶ場として、オーストリアに62か所あるLerncafésが子どもたちをサポートし、ケアしています。子どもたちは、学校の勉強を手伝ってもらうだけでなく、さまざまな国の人たちと交流し、社会性を高めています。Anton Paarは、コロナ禍での特別オンラインサポートとともに、2019年からこのLerncaféに資金を提供しています。
Caritas Marienstüberlによる出会いの場
オーストリア・グラーツのMarienstüberlには、毎日280人もの人が訪れます。彼らは、社会で弱い立場にあり、温かい食事と話し相手を必要としている人たちです。Anton Paarは、長年にわたりこのプロジェクトを財政的に支援しています。
仮の住処としての「Die Schwalbe(ツバメの巣)」
オーストリア・グラーツのDie Schwalbe(ツバメの巣)では、精神疾患や人生の危機により働けない女性たちが、精神科クリニックでの入院を経て、この温かい安心できる家に迎え入れられています。精神的に安定し、自立した生活を取り戻すことができます。Anton Paarは、2021年までこのプロジェクトを支援してきました。
Instruments for Colombiaによる将来への投資
コロンビアの教育分野は多くの課題を抱えています。大学の学位は、高い授業料と不十分な政府拠出金により、一部の富裕層にしか手が届かないものになっており、大学は適切な研究機器を調達することができません。Anton Paarは、コロンビアの5つの大学に装置を提供する予定です。
社会復帰プロジェクト「Offline」
Offlineは、サントナー財団のプロジェクトで、依存症の予防と対策に取り組んでいます。依存症に苦しむ人々に、敷居の低いプロジェクトで働き、資格を取得する機会を提供しています。このプロジェクトでは、衣類、アクセサリー、家具などが生産され、これらはすべてオーストリア・グラーツにあるプロジェクトが運営するショップで販売されています。
変化を生みだす「Project Kalam」
インドの多くの学校は、校舎の改修が必要で、基本的な水や衛生設備が不足し、運動場もほとんどありません。Anton Paarは、Project Kalamを通じて学校の改修を行い、少しでも役に立ちたいと考えています。
VinziBusによる食料提供
1991年以来、VinziBusはグラーツ市内を走り回り、1日30人以上の貧しい人々に食事を提供しています。Anton Paarは、長年このプロジェクトを支援しており、一部の従業員は食事の包装を手伝っています。
VinziDorf Hospiceによる最も困難な状況への支援
ホームレスの人たちは、最も困難なとき、特に助けを必要としています。Anton Paarは2017年、ホームレスの人たちのための最初のホスピス建設に資金を提供しました。最近では、集中治療用病床と100日分の食事、スタッフ、薬代の資金を提供しました。
最高の基準
Governance(ガバナンス)
当社は、品質に妥協することなく、リーダーシップの平等を推進し、説明責任と透明性の基準を遵守しています。
ISO 9001:品質第一

Anton Paarは、長年にわたりISO 9001認証を維持しています。これは、当社の品質管理システムが、お客様のあらゆる要求を満たしていることを意味します。
紛争鉱物の当社製品からの排除

環境、安全・安心、人権、健康に対するコミットメントに従って、アントンパールは資源の持続可能な利用に大きな価値を置いています。当社はドッド・フランク法を遵守しており、当社製品に紛争鉱物が含まれることはありません。そのため、サプライヤーに対する法的な注意義務を果たすことで、これを保証しています。
EU指令に準拠した内部告発制度

Anton Paar Group AGは、規則、規制、法律を遵守することを約束します。当社は、EUの内部告発指令(2019/1937)を遵守し、誰もが違反行為を報告することができる内部告発制度を導入しています。告発内容は機密扱いされ、調査を行い、フォローアップ措置が講じられます。
男女平等に向けた女性管理職の積極的採用

1932年、アントン・パールの娘、マルガレータ・プラッツァーは、シュタイヤーマルクで女性としたは最初の機械マイスターになりました。現在、当社の管理職の4分の1以上を女性が占めています。