SAXS/WAXS/GISAXS/USAXS/RheoSAXSラボ用ビームライン:
SAXSpoint 5.0
- 3.6×0.9mのコンパクトな設置面積
- ナノ材料の調査(サイズ、形状、内部構造など)
- 非破壊測定技術
- サンプルを本来の生物学的環境で直接測定
- シンクロトロン用に測定を最適化
SAXSpoint 5.0は、コンパクトなシステムで最高の分解能を実現するシンクロトロン検出器技術を搭載した、究極のSAXS/WAXS/GISAXS/USAXS/RheoSAXSラボ用ビームラインです。アントンパールの優れたSAXSシステムは、620 nmまでのナノ構造を分解します。SAXSpoint 5.0は、大気条件および非大気条件下で、ほぼすべての材料を柔軟に分析できます。マイクロメートル領域(USAXS)までのアプリケーションに対応するため、多くの追加オプション機能を備えています。また、自動操作とデータ解析を可能にする強力なソフトウェアパッケージにより、材料特性の非破壊分析を簡単に行うことができます。
主な機能
短い測定時間で優れたデータ品質を実現
SAXSpoint 5.0は、寄生散乱が極限まで低減された鮮明なX線ビームのコリメーションを採用しています。強力なマイクロフォーカス線源またはメタルジェットX線源、および高機能光学装置を搭載し、極めて短い露光時間で優れた結果を提供します。最新のハイブリッドフォトンカウンティング(HPC)検出器との組み合わせにより、ナノ構造材料の分析において高品質のSAXS/WAXS/GISAXS/USAXS/RheoSAXSデータを保証します。この見事なセットアップで優れた分解能を達成し、このクラスで最もコンパクトなシステムサイズ(3.6×0.9m)で、620nm(USAXSはマイクロメートル領域)までの構造を分解します。
SAXSとWAXSデータの同時測定
SAXSpoint 5.0は、可動検出器Slidemasterを搭載しており、非常に広いqレンジでのX線散乱測定を完全に自動化することができます。システムのアライメント調整を繰り返すことなく、SAXSとWAXSのデータを一度に取得できます。また、検出器を動かすだけで、最高のSAXS分解能から広いWAXS領域まで、実験ごとに最適なqレンジを選択できます。
SAXSpoint 5.0は、測定に必要なビームストップの選択と位置決めを自動で行います。最新のEIGER2 R検出器を搭載しているため、ウィンドウレス測定やビームストップレス測定が可能です。
SAXS測定は難しい?SAXSpoint 5.0なら難しくありません
SAXSpoint5.0ラボ向けシステムは、スムーズな測定に必要なルーチン作業が標準で自動化されています。Stagemasterを搭載しており、すべてのX線コンポーネントとサンプルステージのアライメント調整を自動的に行い、どのステージが実装されているかを認識し、それに応じてシステムを設定します。これにより、測定セットアップに最適な結果が得られます。サンプルスループットは最大192サンプルに対応する液体用低容量オートサンプラーで自動化でき、これには保管中のサンプルの冷却・加熱用に温度制御されたウェルプレートコンパートメントが搭載されています。
ステージの選定:1台のシステムであらゆる実験条件に対応
アントンパールの様々なサンプルステージを使用することで、ほぼすべてのナノ構造材料を分析することができます。すべてのコンポーネントの自動アライメント調整を保証するTrueFocusでは、サンプルステージ間の切り替えが簡単かつ迅速に行えます。
- TCStageサンプルホルダーユニット:-150~600°Cの温度制御試験
- 湿度ステージ:定義されたRHと温度下での分析
- GISAXS/GIXDステージ:ナノ構造表面および薄膜の研究
- 加熱/冷却サンプラー:温度制御サンプラーによる自動試験
- 引張応力ステージ: 定義された機械的負荷下でのナノ構造繊維の分析
- RheoSAXSモジュール:粘弾性解析とナノ構造解析を一度に実施
パワフルな制御・データ分析ソフトウェア
SAXSデータ解析は複雑ですが、直感的に操作できるソフトウェアソリューションのSAXSdrive™とSAXSanalysis™は、結果を得るのに最も簡単な方法です。測定セットアップやアライメント調整などのルーチン作業の自動化や、包括的なデータ解析をサポートします。連続測定のセットアップ、自動サンプリング、温度スキャン、時間依存性試験、カスタマイズ可能なテンプレートを使用した1Dおよび2Dデータセットの解析が可能です。SAXSanalysis™には、断面回転半径(RG)、粒子径、Porod定数、比表面積、Kratkyプロットなどのパラメーター測定が標準搭載されています。
技術仕様
X線源 |
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X線光学系とコリメーション |
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サンプルステージとオートサンプラー |
ご要望に応じてカスタマイズにも対応します |
特殊機能 | Slidemaster:可動検出器(X/Y/Z方向の移動) |
温度範囲 | -150~+600°C |
温度の精度 | ±0.1°C |
雰囲気条件 | 真空、大気、不活性ガス、湿度(ご要望に応じて反応性ガスにも対応) |
サンプルホルダー |
ご要望に応じてカスタマイズにも対応しますのでお問い合わせください |
検出器 | 2D EIGER2 RおよびPILATUS3 RシリーズHPC検出器 高分解能WAXSモジュール(EIGER2 Rシリーズ) |
測定可能なqレンジ | 0.01~49.3 nm-1 (主検出器) |
ソフトウェア |
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設置面積 |
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標準規格
ISO
アントンパール認定サービス
- 世界各地に350名以上のメーカー認定の技術者がいます。
- お客様の言語でサポート
- ライフサイクル全体にわたる資産の保護
- 3年保証
書類
-
An Insight into the Structure of Surfactants アプリケーションレポート
-
Characterization of Fibrous Materials with SAXS アプリケーションレポート
-
Fast SAXS Studies of Sensitive Biological Samples アプリケーションレポート
消耗品 & アクセサリー
消耗品 & アクセサリー
アクセサリー
アクセサリー
お探しの商品が見つからない場合は、アントンパール社の営業担当にお問い合わせください。
お住まいの国からオンラインで購入できるかは、以下のオンライン販売状況をご確認ください。
- 単一サンプル用の温度制御サンプルステージ
- 液体、固体、ペースト、ゲル向けの専用サンプルホルダー
- 沈降/浮遊サンプル、加圧サンプル、使い捨てキャピラリーなど向けの特殊サンプルホルダー
- 温度範囲:-150~+600 °C
- アントンパール製SAXSpointシステム用の温度制御されたサンプルステージ
- 最大20の固体、液体、ペースト/ゲル状のサンプルを自動スキャン
- 加熱/冷却サンプラー:-10~120 °C
- 加熱サンプラー2.0:-150~350 °C
Bonse-Hart USAXSカメラ:
USAXSモジュール
- 完全自動のUSAXS、SAXS、WAXS測定
- ナノメートルからマイクロメートルレベルの構造を探索する
- サンプル温度の同時精密制御(±0.1°C)
液体用(Bio-)SAXSオートサンプラー:
低容量オートサンプラー
- 液体ナノ粒子およびバイオサンプル用のハイスループットオートサンプラー(1回で最大192個)
- 最小限のサンプル量(≦5μL)で済む最適セットアップ
- 標準的なSAXSサンプルステージに簡単に切り替えられるモジュール設計
- 96ウェルプレートから最大で192サンプルの高いサンプルスループット
- 10 µLのサンプル体積までの高精度インジェクション
- すべてのアントンパールフローセルと互換性があります:フローセル、チューブセル、SiN セル
- 最小限の設置スペース
- ナノ構造表面及び薄膜サンプルの分析
- メソポーラス薄膜、表層堆積ナノ粒子、酸化物表面の金属堆積物、ソフトマターシステム、表面に付着する生体材料に最適
- サンプルを傾けたり、回転させたりすることが可能
- 応力/歪み現象のIn-Situ SWAXS研究のために設計された唯一の市販ステージ
- 繊維、ホイル、薄膜の研究用
- 0.01~600 Nの応力での研究
- 温度範囲:-150~+350 °C
- 温度と湿度に依存したナノ構造体のSAXSとWAXSの研究向け
- 温度と湿度が粉末や薄膜に与える影響を調べるのに最適
- 10 °Cから110 °Cまでの真空、空気、不活性ガスの研究