品種切り替えが頻繁な飲料製造
1913年に創業したÖlgerðin Egill Skallagrímssonは、アイスランド最大級の食品・飲料メーカーへと成長しました。 ビール、炭酸飲料、ジュースを製造するほか、世界的な飲料ブランドの受託生産も手掛けています。
アイスランドは比較的小規模な市場であるため、Ölgerðinでは小ロット生産を行っており、品種切り替えも頻繁です。 切り替えのたびに、すすぎ、洗浄、酸素濃度の確認が必要です。特にビール製造では、酸素濃度が品質と保存性を左右します。
容器内総酸素量測定の迅速化
こうした要件に対応するため、Ölgerðinは、缶やボトル内の総酸素量を直接測定できるアントンパールの容器内総酸素量測定装置TPO 5000を導入しました。
従来の手動測定では、秤量、振とう、複数の測定値の記録が必要で、最大15分を要するうえ、人為的ミスのリスクも高まっていました。 TPO 5000では、オペレーターが缶を所定の位置にセットするだけで装置が自動的に測定し、約5分で高精度な結果が得られます。
品質管理とトラブルシューティング
Ölgerðinでは、各生産ロットの開始時にTPO 5000を使用し、測定値が規格範囲内にあることを確認しています。 タンクの切り替えや工程の変動が発生した場合も、操業を大幅に中断することなく、工程が正常な状態にあるかを迅速に確認できます。
TPO 5000は診断ツールとしても活用されています。 充填機の各充填ヘッドから採取したサンプルを測定することで、酸素濃度が想定以上に高くなる原因となっているバルブなどの不具合を、手動検査よりもはるかに迅速に特定できます。
同一生産ロットで酸素とCO₂を測定
製造現場では、溶存CO₂測定装置CarboQCをTPO 5000と併用しています。 両装置を組み合わせることで、オペレーターは同一生産ロットの酸素とCO₂を測定でき、時間と労力を削減できます。
アイスランドのアントンパール現地代理店の支援を受けてTPO 5000を導入して以来、迅速なサポートと保守日程の速やかな手配により、Ölgerðinは円滑な操業を維持しています。