熱分析
材料特性評価の限界を広げる
当社の熱解析製品群は、動的粘弾性測定 (DMA) を使用して、材料の曲げ、伸張、ねじり、圧縮における粘弾性特性を測定します。さらに、熱機械分析 (TMA) を用いて試料の寸法変化を測定し、温度走査型応力緩和 (TSSR) を用いてエラストマーの特性を評価する応力緩和測定を実施します。
Anton Paar プロダクト
熱分析製品群があらゆるニーズに対応
MCR 702e MultiDriveは、硬質、軟質、液体のサンプルの動的粘弾性を測定するパワフルなプラットフォームです。曲げ、伸張、圧縮、ねじりの動的粘弾性測定 (DMA) を実行します。1台で標準的かつ高度な粘弾性測定と、熱機械分析 (TMA) を行うことができます。すべてがユニークなコンセプトの単一装置です。TSSR-Meterが持つ特許取得済みの試験法により、等温条件下での樹脂およびゴム材料の応力緩和挙動の特性評価と、エラストマーの架橋密度の測定が可能です。
多様なサンプルに対応するモジュラー式装置
MCR 702e MultiDriveでは、高度な粘弾性測定のオプションに加え、従来の動的粘弾性測定を行うこともできます。MCR 702e MultiDrive用のさまざまな測定システムとアクセサリーを選択することができます。
多機能でワークフロー指向のオペレーティング ソフトウェア
洗練されたRheoCompassソフトウェアには、定義済みまたはカスタマイズ済みの測定テンプレートの検索、測定や解析定義のカスタマイズ、データのエクスポート、レポート作成など様々な機能が標準搭載されています。
熱分析のための高精度の温度制御
MCR 702e MultiDriveでは-160~+1000 °Cまでの温度範囲で、ねじり、伸張、曲げ、圧縮の動的粘弾性測定を行うことができます。均一な温度分布と最小の勾配。当社のTSSRメーターは、さまざまな熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、ゴム材料の緩和スペクトルを測定します。時間依存応力曲線と測定された緩和スペクトルを基に、特性分析の閾値と材料固有の転移温度 (ガラス転移温度) を決定し、材料の形態に関する結論を導出します。
独自の方法によるポリマーの特性評価
MCR 702 e MultiDriveでは、ポリマーの温度、周波数、歪み振幅依存性を総合的に特性評価して粘弾性を定量化します。TSSRメーターでは、従来の等温緩和実験に加え、温度走査型応力緩和 (TSSR) と非等温応力緩和 (AISR) を行うことができます。この方法を用いて、TPE、樹脂、エラストマーの粘弾性特性と熱特性を評価します。
どちらの試験装置も、材料の粘弾性挙動をモデリングするための基礎データを提供します。このデータによって定義された材料モデルは、コンピュータを使用した設計や製造プロセスの数値シミュレーションにおいて重要な役割を果たします。
ウェブセミナー
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