MCR用アクセサリー:
レオメータ治具

共軸円筒型システム(DIN EN ISO 3219及びDIN 53019準拠)*

共軸円筒(CC)システムは低粘度液体の試験でよく使用されますが、粘性液体から粘弾性液体まで(水状のサンプルからクリームなどの半固体サンプルまで)に広く適しており、簡単に充填できます(カップ内に液量マークあり)。カップ外面が大きいのでサンプル温度を外部から容易に制御でき、表面張力の小さい液体もカップから流出しません。専用カバーまたは溶剤トラップを使用して、溶剤の蒸発を防止できます。

CCシステムの表面にやすり目加工または格子目加工を施すことで、測定界面のスリップ現象を防止します。洗浄が困難なサンプルの場合、使い捨てカップ及びボブを使用できます。

ダブルギャップ測定システム(DIN 54453準拠)*

ISO/WD 3219-2に準拠したダブルギャップ(DG)システムは特別な形状で、サンプルとDGシステム表面との接触面積が大きくなっています。このため、特に水などの極低粘度の液体を高いトルク分解能で測定できます。DGシステムのメリットは広い表面積と優れた熱安定性です。また、乱流はせん断速度が非常に速い場合しか発生しません。 

各種の羽根型及びスピンドル、クレブススピンドル(ASTM D562準拠)

相対粘度値を測定する各種測定システムが豊富に提供されています。例えば、羽根型は大径粒子(>0.1 mm)を含み、堆積しやすい(分散液などの)サンプルの測定に適しています。

スターチ溶液や大きな粒子を含むヨーグルトなど、それぞれの用途に合わせて様々な形状の羽根とスピンドルを選択できます。クレブス測定システム(単位: 40～150 KU)は、特に塗料、建築、鉱業分野向けに設計されています。 

コーンプレート測定システム(DIN EN ISO 3219及びDIN 53019準拠)**

コーンプレート形状はあらゆる種類の液体に適しており、わずかなサンプル量で測定可能です。ただし、スラリーサンプルは最大粒子サイズ(˂10 µm)のものに限られます。

安定したせん断流動状態を生成し、洗浄が容易です。すばやく温度を調整できるので、短時間で温度平衡に達します。専用カバーまたは溶剤トラップなどの特殊アクセサリーを使用して、溶剤の蒸発を防止できます。

パラレルプレート測定システム(ISO 6721-10及びDIN 53019準拠)**

パラレルプレートシステムは、ペースト、ゲル、ソフトマター、高粘度溶融樹脂の測定に推奨され、比較的少量のサンプルで測定可能です。ギャップを調整できるので、様々な測定条件を設定できます。また、高粘度サンプル(未架橋シリコーンを含む)、粒子の大きい分散液、(3次元ネットワーク構造を持つ)ゲル、ソフトマター(チーズやエラストマーなど)の測定も可能です。すばやく簡単な洗浄プロセスも利点の一つです。

カスタムソリューション**

全ての粘弾性測定システム/形状は、オーストリアで培われた専門性の高い生産工学設計によるものです。各システムはアントンパール社の本社で製造されています。

ご要望に応じ、ニーズに合わせてカスタマイズした測定システムを提供します。お客様の粘弾性測定作業に最適なソリューションについてのご相談は、アントンパール社まで お問い合わせください 。

* RheolabQC、MCR 72/92、MCR 102e/302e/502e、MCR 702e用
** MCR 72/92、MCR 102e/302e/502e、MCR 702e用