表面積/細孔分析装置:
Nova
- エントリーレベルの予算で最速のマルチステーションBET分析装置
- オールインワン装置: 2つの分析ステーションと4つの脱気ステーション
- 最適化されたショートセルとデュワー瓶で、ムダの少ないBET分析を実現
- 全表面積2m2以上で2%の再現性
- 測定条件が入ったのプロファイルと10インチのタッチスクリーンによるシンプル操作
Novaシリーズは、分析の全プロセスにおいて、簡便な操作とサンプルの処理速度 – 揺るぎない測定精度をもつ速度 – を提供する設計になっています。4つの脱気ステーションと最大4つの分析ステーションを備え、サンプル4検体の5点BET分析を20分で行い、2 %の再現性を実現します。以下の分析タブのワークフローに従って、Novaがいかに最初から最後まで比類のないメリットを提供し、表面積と細孔の特性評価における新しい基準となる性能を確立しているかをご覧ください。
メリット

- フルパッケージを省スペース設計の1台で提供
- 必要なのは真空ポンプ1基とガス接続1セットのみ
- 分析部と独立した脱気部: 汚染リスクゼロ
課題
現在、1つの分析工程(脱気と分析)に対して2台の装置を管理する必要があります。もっと良い方法はありませんか?
解決法
オールインワンのNovaは、省スペース設計の1台で4つの統合型脱気ステーションと最大4つの分析ステーションをご利用いただけます。
利点
この統合設計により、外付けの脱気装置の煩雑さ、コスト、複雑さ、そしてベンチスペースの増大を解消します。

- 脱気を完全自動化 – プロファイルを選択して実行
- 複数の温度設定値と昇温速度
- タイマーやオペレーターの介入が不要
課題
サンプルの前処理を自動化したいと思っています。
解決法
Novaの4つの統合型脱ガスステーションは、ソフトウェアで制御されています。1つまたは複数の目標温度、昇温速度、保持時間からプロファイルをセットアップするだけです。
利点
Novaは、選択されたプロファイルに従って、介入を必要とせずにサンプルの前処理を行います。使用したプロファイルもサンプルと一緒に記録されるため、タイマーやノートは必要ありません。

- 425 °Cまでのバキューム/フロー脱ガス
- 多種多様なサンプルの前処理が可能
- フロー式とバキューム式の切り替えが簡単
課題
わたしのラボでは、さまざまな種類のサンプルを処理するため、さまざまな前処理方法が必要です。
解決法
Novaの統合型脱気ステーションは、425 ºCまでの温度で、真空式またはフロー式の前処理が可能です。
利点
充実した脱気ステーションにより、多くのサンプルを適切に前処理することができます。

- 脱気プロファイルをサンプルIDまで自動追跡
- 手動での入力や記録が不要
- サンプルIDで脱気後の重量減少を追跡
課題
現在、脱ガス工程は手動で行っており、詳細をラボノートに記録する必要があります。この工程を簡単に文書化して記録する方法はありませんか?
解決法
Novaは全モデルに、サンプルIDまで自動追跡する脱気プロファイルによる自動脱気機能を搭載しています。
利点
分析中の各サンプルの脱ガス情報を簡単に呼び出すことができ、タイマーやノートは必要ありません。

- ASTM、ISO、DIN、USPメソッドに対応 – 選択して実行
- 適合性を確保しながらスピードを最適化
- 装置のセットアップ時間を短縮
課題
公表されている規格に従って、すばやく簡単に測定する必要があります。
解決法
アントンパール社のすべてのNova装置には、さまざまな標準化メソッド用に最適化されたプロファイルが20以上あらかじめ搭載されています。
利点
適合性に関する当て推量をなくします。搭載してあるプロファイルがあるため、規格への準拠を確保しながら、セットアップやトレーニングを最小限に抑えることができます。

- ベンチトップシステムで最高のスループット
- 4サンプルを分析しながら、同時に次の4サンプルの前処理を実行
- 20分で4サンプルの多点BET分析を実行、8時間で4つの等温線を作成
課題
私たちのラボでは、表面積分析や細孔分析のために多くのサンプルを処理しています。どうすればスループットを上げることができますか?
解決法
Novaは4+4のパワー、すなわち4つの脱気ステーションと4つの分析ステーションにより、ベンチトップ型の装置としては最高のスループットを実現しています。
利点
20分で4サンプルの多点BET分析を実行し、8時間でBETおよびメソ孔特性評価の4つの完全な等温線を作成できるため、容易に滞納せずにサンプル処理が行えます。

- TruZoneが分析の感度を最大化
- 2 m2以上のセルで2 %の再現性
- 0.01 m2/gまでの材料を測定
課題
表面積の小さい材料で、サンプル数が限られている場合、どうすれば適切な測定を行うことができますか?
解決法
NovaのTruZoneアクティブ冷媒量制御は、測定感度を最大限に高めます。アクティブ制御は、サンプルセルのコールドゾーンが小さくすることができるため、セル内の未吸着ガスの量を減らします。これにより、サンプルに吸着しているガス分子を測定する際の感度が向上します。
利点
2 m2以上のセルで2 %の再現性

- Novaモードで結果をより早く取得
- 20分で4サンプル×5点BET分析の結果を取得
- Novaの完全ヘリウムフリーの操作
課題
パフォーマンスを犠牲にすることなく、分析を高速化するにはどうすればよいでしょうか?
解決法
Novaモードでの測定では、あらかじめ検量されたサンプルセルを使用することで、分析のスピードアップを図ることができます。
利点
測定性能を低下させることなく、分析時間を短縮することができます。また、Novaモードでは、ヘリウムを使わずに測定を行うことができます。

- DoseWizardは過去の分析結果に基づいて導入量を最適化
- VectorDoseは一定量の導入で分析時間を半減
- Initial Fillでは目標圧力にすばやく到達
課題
測定をさらに高速化する必要があります。もっと分析のスピードを上げる方法はないのでしょうか?
解決法
Novaシリーズには、DoseWizard、VectorDose、Initial fillなどのインテリジェントな導入アルゴリズムが搭載されており、分析のスピードアップが図られています。
利点
これらの機能は、測定の速度をさらに向上させ、精度を犠牲にすることなく分析を高速化します。

- 独立したステーションで飽和蒸気圧を常時測定
- Novaの全モデルに標準搭載 – オプション不要
- 専用の圧力センサを完備
課題
大気圧の変化やLN2バスの温度変化などの環境変化が、飽和蒸気圧に影響を与え、データの精度を低下させています。
解決法
Novaシリーズの各モデルには、独立したP₀ステーションとセンサが搭載されています。
利点
分析ステーションを犠牲にすることなく、すべての測定の精度を高めることができます。

- タッチスクリーンでリアルタイムに結果を視覚化
- タッチスクリーンで装置を完全制御
- タッチスクリーン上で過去の結果を直接アップロード
課題
測定結果が出たら、リアルタイムに一目で確認したいと思っています。
解決法
10インチのタッチスクリーンでは、コンピュータを使わずに、リアルタイムに測定結果だけでなく完全な等温線まで確認することができます。
利点
結果が出たら視覚化し、装置の状態を一目で確認することができます。

- 業界規格に合わせた20以上の付属レポートテンプレート
- フルカスタマイズ可能なレポート作成
- 分析後に自動作成するレポートの設定
課題
標準試験法に準拠するために、特定のフォーマットで結果を報告する必要があります。
解決法
Novaシリーズには、標準試験法(ASTM、ISO、USP、DIN)に対応したレポートや、簡単にデータ処理できる一般特性レポートなど、20種類以上のレポートテンプレートが用意されています。
利点
事前に設定されたテンプレートを適用したり、独自のテンプレートを作成して、分析データのレポート作成を自動で行うことができます。

- 25以上の審査を受けたDFTカーネル
- カーボン特性評価用の独自のQSDFTカーネル
- ミクロポーラス材料のBET範囲を自動的に決定
課題
さまざまなデータ解析の手法や技術でデータを処理したいと思っています。
解決法
アントンパール社のNova装置は、25以上の審査されたDFTカーネルや独自のQSDFTカーネルを含む最も包括的なデータ解析機能を備えており、最も正確な炭素の特性評価が可能です。
利点
最も充実したデータ解析機能により、さまざまなモデルでのデータ解析が可能です。すべてのDFTモデルは審査を受けており、データの受け入れを保証します。
技術仕様
Nova 600 BET | Nova 800 BET | Nova 600 | Nova 800 | |
分析機能の仕様 | ||||
測定原理 | 真空容積測定 | |||
分析ガス | N2のみ | N2、Ar、CO2、その他の非腐食性ガス | ||
分析ステーション | 2 | 4 | 2 | 4 |
独立したP0ステーション | あり | |||
相対圧力範囲 (p/p0) | 10-4~0.5 | 10-4~0.999 | ||
圧力測定精度 | 0.1 % (フルスケールに対して)* | |||
圧力分解能 | 絶対: 1.2 x 10-4 Torr 相対: 1.5 x 10-7 p/p0 | |||
比表面積の下限 | 0.01 m2/g | |||
絶対表面積の下限 | 0.5 m2 | |||
表面積の再現性 | 2 %** | |||
細孔径範囲 | 該当せず | 0.35~500 nm (直径) (CO2使用時のみ0.35~1.1 nm) | ||
最小細孔容積 | 該当せず | 1.2x10-8 cm3 | ||
TruZone | あり | |||
Powerprotect | あり | |||
Dosewizard | あり | |||
Vectordose | あり | |||
分析デュワー瓶 | 容量: 1 L 時間: 最大7時間 | 容量: 2 L 時間: 最大40時間 | ||
サンプル前処理 | 統合型脱気ステーション: 4 温度制御: 2つの昇温ゾーン、周囲温度~425 oC 利用可能なメソッド: フロー&真空脱気、プログラム可能なマルチステップの昇温プロファイル | |||
物理仕様 | ||||
寸法(奥行 x 幅 x 高さ) | 44 cm x 63 cm x 84 cm | |||
重量 | 63 kg | |||
動作環境 | 温度: 15~35 oC 湿度: 20~80%(相対)、結露なきこと | |||
接液部材質 | ステンレス鋼、Vitonエラストマー | |||
ガス | ポート: 5 (分析用3、ヘリウム用1、脱ガス/再充填用1) 純度: 99.999 % (He、N2) 入力圧力: 8~10 PSIG | |||
真空接続 | ロータリーポンプ排気口、KF 16 | |||
真空要件 | 到達真空度 2.3 x 10-3 Torr | |||
電力 | 供給: AC 100~240 V、50 / 60 Hz 消費: 345 VA (最大) | |||
追加仕様 | ||||
ディスプレイ | 10インチのタッチスクリーン | |||
PCとの接続 | イーサネット | |||
Kaomi for Novaソフトウェア | 装置制御: 最大4台 6言語: 英語、フランス語、ドイツ語、日本語、中国語、スペイン語 | |||
測定条件が入った分析プロファイル | 20以上 (ASTM、USP、DIN、ISO) | |||
RoHS 3準拠 | あり | |||
CE認証 | あり |
* 圧力測定システム全体の精度、直線性、ヒステリシスを含む
** 認証標準物質BAM P115を使用して実施
標準規格
ASTM
DIN
ISO
U.S. Pharmacopoeia (USP)
アントンパール認定サービス
- 世界各地に350名以上のメーカー認定の技術者がいます。
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書類
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