動的光散乱装置:
Litesizer DLS
Litesizer DLS シリーズでは、わずか 3回のクリックでナノ粒子や微粒子の評価を行うことができます。これらの動的光散乱装置では、幅広い濃度範囲にわたって分散液中の粒子や溶液中のペプチドまたは高分子を測定できるため、サンプルの前処理時間が短縮されます。
主な機能
どのようなサンプルでも、最適な角度の選択が可能
- 多角度粒子径測定 (MAPS) により、多峰性サンプルで高い粒子径分解能を実現
- 3つの検出角度 (側方散乱、後方散乱、前方散乱) から最適なパラメータ設定を選択可能
- 動的光散乱装置に最適な角度を手動で選択するか、または自動角度選択を使用
- 汎用性の高い後方散乱は、多重散乱を減らし最適なデータ品質を実現するため、濁度の高いサンプルに最適
ゼータ電位測定は弊社の cmPALS 法にお任せ
- Litesizer DLS 700 および Litesizer DLS 500 では、電気泳動光散乱法によるゼータ電位測定が可能
- 弊社特許取得済みの cmPALS 法 (欧州特許 2 735 870) により、低濃度サンプル (0.1 mg/mL まで) の測定が可能
- cmPALS 法により、測定時間を短縮し、サンプルの劣化を最小限に抑制
- 他社にはない逆 Ω 型キャピラリーを持つゼータ電位測定用キュベットにより、再現性の高いゼータ電位測定を実現
柔軟性の高い粒子濃度測定モード
- Litesizer DLS 700 は、校正不要で粒子径の異なる最大 3つのピークにおける各粒子濃度を測定
- 単一角度 DLS または多角度粒子径測定 (MAPS) のいずれかを用いて粒子濃度を測定するため、広い濃度範囲の単分散および多分散サンプルに適用可能
サンプルモニタリング用として常時透過率を計測
- 装置が常時透過率を計測し、各サンプルに最適なパラメータを自動的に調整
- 測定パラメータ (例: 測定角度、焦点位置、測定時間) を自動で最適化
- 連続測定中に沈降や凝集の開始を感知
装置を変えずに屈折率を測定
- Litesizer DLS 700 および Litesizer DLS 500 は、粒子径やゼータ電位測定時と同一波長および同一温度で溶媒の屈折率を測定 (欧州特許 3 023 770)
- あらゆる実験条件下で、信頼性の高い粒子径とゼータ電位の測定が可能
- Litesizer DLS 700 および Litesizer DLS 500 は真度 ± 0.5 % 以内で屈折率を特定
わずか数回のクリックで測定を制御
- 使いやすいソフトウェア Kalliope でデータを管理
- シンプルなワークフローで、入力パラメータ、測定のライブビュー、結果が 1画面に集約表示
- 簡単に出力できる標準レポートと分かりやすい結果概要表示により、測定結果を素早く確認
- 解析機能、Excel エクスポート、カスタマイズ可能なレポートテンプレートにより詳細なデータ解析も可能
- 21 CFR Part 11 に準拠
技術仕様
Litesizer DLS 700 | Litesizer DLS 500 | Litesizer DLS 100 | ||
粒子径の仕様 | ||||
測定原理 | 動的光散乱法 (DLS) | |||
測定範囲 | 0.3 nm - 10 µm (粒子直径) | |||
測定角度 | 15°, 90°, 175°, 多角度粒子径測定 (MAPS) | 15°, 90°, 175° | 175° | |
最小濃度 | 0.1 mg/mL (リゾチーム) 0.00001 % 未満 (0.1 ppm、100 nm ラテックス粒子) | 0.1 mg/mL (リゾチーム) | ||
最大濃度 | 50 % w/v (サンプルにより異なる) | |||
最小サンプル量 | 12 µL | |||
精度 | ± 2 % 未満 (NIST 標準物質を使用) | |||
繰返し性 | ± 2 % 未満 (NIST 標準物質を使用) | |||
粒子濃度の仕様 | ||||
解析モデル | Mie 理論 | - | - | |
測定範囲 | 108〜1013 個/mL (サンプルにより異なる) | - | - | |
上限粒子径 | 1 µm | - | - | |
測定角度 | 15°, 90°, 175°, 多角度粒子径測定 (MAPS) | - | - | |
最小サンプル量 | 12 µL | - | - | |
真度 | ± 10 % (サンプルにより異なる) | - | - | |
繰返し性 | ± 5 % (サンプルにより異なる) | - | - | |
ゼータ電位の仕様 | ||||
測定原理 | 電気泳動光散乱法 (ELS) / cmPALS | - | ||
測定範囲 | ≥ ± 1000 mV | - | ||
電気泳動移動度の範囲 | 10 -11 m²/V.s - 2 x 10 -7 m²/V.s | - | ||
粒子径の範囲 | 3.8 nm - 100 µm (直径) | - | ||
最小濃度 | 0.1 mg/mL (リゾチーム) | - | ||
最大濃度 | 70 % w/v (サンプルによって異なる) | - | ||
最大サンプル電気伝導率 | 200 mS/cm | - | ||
最小サンプル量 | 50 µL (サンプルの粘度により異なる) | - | ||
真度 | ± 10 % 未満 | - | ||
繰返し性 | ± 3 % | - | ||
分子量の仕様 | ||||
測定原理 | 静的光散乱法 (SLS) | - | ||
測定範囲 (質量) | 300 Da - 20 MDa | - | ||
測定範囲 (粒子径) | 40 nm 以下 (直径) | - | ||
測定角度 | 90° | - | ||
最小濃度 | 0.1 mg/mL (リゾチーム) | - | ||
真度 | ± 10 % | - | ||
繰返し性 | ± 5 % | - | ||
透過率の仕様 | ||||
測定範囲 | 0 - 100 % | |||
最小サンプル量 | 15 µL | |||
真度 | ± 1 % 未満 | |||
屈折率の仕様 | ||||
測定範囲 | 1.28 - 1.50 | - | ||
最小サンプル量 | 1 mL | - | ||
真度 | ± 0.5 % | - | ||
一般仕様 | ||||
光源 | 半導体レーザダイオード/ 40 mW、658 nm | |||
レーザの暖気時間 | 6分 | |||
温度制御範囲 | 0 - 90 °C | |||
周囲動作温度 | 10 - 35 °C | |||
湿度 | 最大 80 %、結露のないこと | |||
寸法 (幅 x 奥行 x 高さ) | 460 mm x 485 mm x 135 mm | |||
重量 | 約 18 kg | 約 16.3 kg |
標準規格
ASTM
ISO
U.S. Pharmacopoeia (USP)
アントンパール認定サービス
- 世界各地に350名以上のメーカー認定の技術者がいます。
- お客様の言語でサポート
- ライフサイクル全体にわたる資産の保護
- 3年保証
書類
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Success Story: Kernal Biologics お客様のサクセスストーリー
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An Insight into Multi-Angle Particle Sizing (MAPS) アプリケーションレポート
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An Insight into Particle Concentration Measurements アプリケーションレポート
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Coenzyme Q10 - Organic Nanoparticle Characterization アプリケーションレポート
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Emulsions for IV Application - Particle Size by DLS アプリケーションレポート
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Food Characterization アプリケーションレポート
関連製品
消耗品, アクセサリー & ソフトウェア
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O-RING FOR MEASUREMENT FRAME LIQUID FLOW DISPERSION UNIT
Litesizer DLS 100 | 500 | 700
小容量ディスポーサブルキュベットセット(Uvette R)
Litesizer DLS 100 | 500 | 700
Litesizer用リフター付
光路長: 10 x 2 mm
45 mL ガラスバイアル(100個)
Litesizer DLS 100 | 500
ゼータ電位標準粒子
Litesizer DLS 500
粒子分析用ソフトウェア :
Kalliope
Litesizer DLS 100 | 500 | 700
- Litesizer DLS シリーズ、PSA シリーズ、Litesizer DIA 500 用粒子分析ソフトウェア
- わずか 3回のクリックで粒子測定を開始
- 画面切り替えなしのワークフローによるユーザーインターフェース
- 測定結果のリアルタイムモニタリング、解析機能、カスタマイズ可能なレポート、複数データの一括エクスポート機能