ナノスクラッチテスタ: NST³

市販装置として最も高精度なスクラッチ試験機

ナノスクラッチテスタNST³は、特に、標準膜厚1000nm以下の薄膜やコーティングの現実的な耐引っかき性と密着性の評価に適しています。有機材料及び無機材料のコーティング、軟質及び硬質のコーティングの分析評価に利用できます。ナノスクラッチ測定ヘッドの独自設計には、荷重及び深さを測定する2つのセンサと、最先端のピエゾアクチュエータが含まれます。これらのユニークな特徴により、高速な応答(数ミリ秒)で精度が高く、あらゆる種類のスクラッチ測定に対応する高い柔軟性を備えています。

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主な機能

完全同期パノラマで、いつでもどこでも分析可能

完全同期パノラマで、いつでもどこでも分析可能

この独自機能は、完全に焦点の合ったスクラッチ全体のパノラマ画像とセンサから取得したデータを自動的に同期します。このため、パノラマ観察と信号記録に基づいていつでも臨界荷重分析を実施できます。アントンパール社は、同期パノラマ技術(米国特許8261600及びヨーロッパ特許EP 2065695)を取得している唯一の企業です。

小さい荷重への迅速な応答時間

小さい荷重への迅速な応答時間

ナノスクラッチテスタNST³には、荷重を付加するためのダブルカンチレバービームや、付加された荷重に超高速応答するためのピエゾアクチュエーターが組み込まれています。また、スクラッチ時に発生する事象に起因する偏差の結果を補正します(亀裂、障害、欠陥、平坦ではないサンプルなど)。 

妥協なき性能: 必要な荷重を正確に付加

妥協なき性能: 必要な荷重を正確に付加

閉荷重フィードバックループは、さらに精度の高いナノスクラッチ試験を可能にします。NST³には垂直荷重アクチュエータに直接フィードバックする荷重測定センサが組み込まれています。これにより、再現性のあるスクラッチ試験が可能になり、平行でない/表面が粗い/曲がったサンプルなどの、より複雑な表面形状を測定する場合にも対応できます。

弾性回復率試験のための特許取得済みの真の研磨痕深さ測定

弾性回復率試験のための特許取得済みの真の研磨痕深さ測定

ナノスクラッチテスタNST³には、実際の圧子の垂直運動をモニタリングする変位センサが内蔵されています。このセンサを使用したプレスキャン及びポストスキャン技術により、実際の深さを把握して、材料の弾性、可塑性、粘弾性特性を評価できます。この技術では、スクラッチ試験を行う前のサンプルの表面形状(形、波形、粗さ)をスキャン前に記録します。NST³はこの表面形状を使用して、スクラッチ中の圧子の深さ(押し込み深さ)とスクラッチ後の深さ(残存押し込み深さ)を補正します。

マルチポストスキャンモードは、スクラッチ後の粘度挙動を測定

マルチポストスキャンモードは、スクラッチ後の粘度挙動を測定

スクラッチ後、ソフトウェアでポストスキャン測定を無制限に定義できます。時間の変化により、残存深さを測定できます。このような新しい分析を行うことで、表面の変形挙動と回復時間の理解をさらに深められるようになります。

技術仕様

最大荷重[mN] 1000
荷重分解能[μN] 0.01
荷重ノイズフロア[rms] [μN] 0.1
荷重速度[N/min] 最大100
最大摩擦力[mN] 1000
摩擦力分解能[μN] 1
最大深さ[μm] 600
深さ分解能[nm] 0.1
深さノイズフロア[rms] [nm] 1.5
サンプリングレート[kHz] 192
スクラッチ速度[mm/min] 0.1~600

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