色度計L-Col 6100

必要な場所で安定した色度を確保

L-Col 6100によるインライン色度測定では、製造ラインのどの時点でも製品の見た目が期待通りであると確信できます。多くの場合、色度測定は、顧客に提供される飲料の品質の一貫性を保持するために、製造の最終段階に行われる製品の最終検査で行われます。一般的な用途として、ビールの色度測定やブレンド工程の管理が含まれます。

手間のかからないインライン色度測定ソリューション

光学的測定原理のメリット製造ラインにL-Col 6100を組み込む際に、ほかに必要となるデバイスはありません。1時間以内に設置できます。色度センサはVARIVENT® タイプNコネクタでインラインに取り付けられます。このEHEDG認証済みの接続は、簡単に取り付けることができます。ホース、バイパス等の追加部品は必要ありません。その他のメリット色度測定のためにスペースを確保する必要はありません。製造ラインをすっきりと維持できます。

製品寿命を通じてメンテナンスが簡単なセンサ長寿命のLED光源を使用しているのでメンテナンスの手間が大幅に削減され、消費電力もわずかです。

幅広い吸光度範囲で高分解能の光学式測定

L-Col 6100は、吸光性に基づく光学式測定原理を採用しています。0～3 AU(吸光度単位)では、分解能0.001 AUで色度センサから素早く結果を得ることができます。透過の±0.5 %を上回る線形性と合わせて、非常に信頼性の高いビール色度測定を可能にします。

ビール業界向けでは、センサによりEBC/MEBAK®/ASCBに従って430 nmのビール色度に結果が変換されます。700 nmでの濁度補正により、沈殿物(無濾過ビール内のイースト菌など)の影響が排除されます。

492840 通りもの設定が可能

事前定義された10の光路長(OPL)から1つを選択することで、一般的な各種用途で使用されるライン径に対応できます。さらに、L-Col 6100では最大で3つの波長を選択して実装できます。

• UVオプション: 280 nm、340 nm、380 nm
• Visオプション: 390～700 nm(10 nm間隔)、455 nm、760 nm

特別な要件では個別の設定を利用できます。設定の詳細については、こちらから製品担当者にお問い合わせください。

新規及び既存の飲料分析システムとシームレスに統合

L-Col 6100色度センサは、ビール、ソフトドリンク、スピリッツ、リキュール、ワイン向けのアントンパール社の全てのインライン飲料分析システムのためのオプション装置です。これにより、品質管理パラメータに色度を追加し、ほかのパラメータと共に測定して mPDS 5表示変換器に結果を表示できます。

Davis 5ソフトウェアとのリンクにより、インラインでの色度測定がラボとつながります。インラインでの結果をラボ環境と接続して、インラインとラボでの結果( パッケージ飲料分析システムなど)と簡単に比較できます。 このソフトウェアは、製造工場全体の統計データ及び製造データと傾向を視覚化します。この統合型システムにより、アントンパールの優れた品質で色度の追跡と記録ができます。