XRDソフトウェア:
XRDanalysis
- 粉末回折解析用の汎用ソフトウェアパッケージ
- 検索/照合機能による迅速で正確な相同定
- 照合結果の相または手動で読み込んだ相によるリートベルト解析
- バッチ解析を含む最適分析ワークフローにより、解析作業のスピードアップと簡素化を実現
XRDanalysisは、アントンパール社のXRDynamic 500で粉末回折データを解析するための次世代ソフトウェアパッケージです。XRDanalysisを使用すると、大気条件下と非大気条件下の両方で収集されたデータのプロファイルフィッティング、相同定または定量分析、微細構造の解析を簡単に行うことができます。XRDanalysisは、XRDを初めて使うユーザーのために、タスクごとに最適化された分析ワークフローを搭載しているだけでなく、上級ユーザーが求める柔軟性も備えています。
主な機能
複数の解析タスクを1つのワークフローに統合して解析を自動化
複数のタスクを組み合わせてワンクリックで実行できる柔軟なワークフローコンセプトにより、思い通りの方法で粉末回折データの解析を行うことができます。ピークサーチやプロファイルフィッティング、相同定から、リートベルト解析に至るまで、すべてのステップを1つのワークフローに統合し、解析作業を自動化することができます。複数のデータセットを評価するために、必要に応じてデータセットごとに異なるワークフローを作成して、バッチ処理を簡単に行うこともできます。このように、XRDanalysisは、経験の浅いユーザーでも非常に簡単に習得・使用でき、また熟練したユーザーが必要とする柔軟性も備えています。

結晶相を見逃さない高度な相同定
XRDanalysisに搭載されている検索/照合アルゴリズムでは、ICDDのPDFデータベースなどの参照データベースを検索して、結晶相を特定することができます。結晶相が追加されると高度な残差検索が実行され、非常に小さな相由来のフラクションも確実に特定できるようになります。さらに、残差検索は相が(CIFなどから)手動で読み込まれた場合にも機能するため、相同定を参照データベースだけに頼る必要はありません。

微量の相であっても正確な定量分析
XRDanalysisのリートベルト精密化オプションを使用すると、装置およびサンプルの微細構造の影響をすべて考慮しながら、定量的な相解析および構造解析を行うことができます。リートベルト解析は、原子位置が確認できるすべての結晶相に対して行うことができます。結晶相は、参照データベースの照合結果から直接引き継ぐことも、CIFから手動で追加することも可能で、両方のソースから相を組み合わせることもできます。精密化された相パラメーターは、相分率だけでなく、 結晶子サイズやひずみなどの微細構造パラメーターも提供します。

カスタマイズ可能なレポートの作成
XRDanalysisでは、各分析ステップで得られたデータやグラフィックを、お好みのフォーマットで迅速かつ簡単にエクスポートすることができます。Microsoft Officeパッケージで最適化されたインターフェースを含む、レポート作成およびデータエクスポート機能により、論文用またはXRDanalysisプラットフォーム外での追加分析用に、データとグラフィックを最適な形で準備することができます。

仕様
システム要件 |
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対応OS |
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アントンパール認定サービス
- 世界各地に350名以上のメーカー認定の技術者がいます。
- お客様の言語でサポート
- ライフサイクル全体にわたる資産の保護
- 3年保証
書類
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XRDynamic 500 カタログ