ユニバーサル伸長測定治具と一軸伸長粘度測定治具:
UXF & SER
- 伸長レオロジーの研究用
- UXFを用いたひずみまたは応力制御下の伸長試験やDMA測定
- 一軸伸長粘度測定治具による高トルクでの伸長試験
ユニバーサル伸長測定治具(UXF)と一軸伸長粘度測定治具(SER)は、MCRレオメータを伸長レオロジー研究のプラットフォームへと変貌させます。充填・非充填ポリマー、融体、接着剤、食品系などに対し、広範な温度・変形範囲における伸長測定が可能となります。伸長測定では、分子構造、分岐、温度安定性、収縮、緩和、脆性に関する情報が得られるほか、フィルムや繊維の接着強度や剥離強度を評価できます。
主な機能
ユニバーサル伸長測定治具
ユニバーサル伸長測定治具(UXF)は、シャフトを介してECモーターに接続された回転式ドラム1個と固定の下部シャフトに取り付けられたもう1個の固定ドラムからなる測定治具です。特殊な治具と各種ドラム設計により、ひずみまたは応力制御下での伸長試験の実施時に試料とドラムをしっかりと固定できます。さらに、対流式温度制御システムと組み合わせることにより、引張ひずみまたは応力制御下でのDMA測定を、幅広い温度範囲で行うことが可能です。UXFは、必要に応じて浸漬の測定に使用できます。

ECモーター2個を搭載した構成向けユニバーサル伸長測定治具
ECモーター2個を搭載した構成向けのユニバーサル伸長測定治具(UXF/TD、米国特許9,766,172)は、逆回転モードの2個のドライブで駆動される2個のドラムで構成されます。1個目のドラムは中央にあり、シャフトを介して上部ECドライブに直接接続されています。2個目の偏心ドラムは、噛み合う歯車システムを介して取り付けられており、下部ドライブによって回転します。このセットアップは、低粘度のフィルムや繊維において、これまでにないトルク分解能とひずみ分解能による引張レオロジー測定を可能にします。また、ヘンキーひずみが8を超える、従来では達成できなかった伸長率の引張試験を実施できるため、ひずみ硬化のより包括的な特性評価が実現します。

一軸伸長粘度測定治具
一軸伸長粘度測定治具(SER 3)は、噛み合う歯車と低摩擦ベアリングを備えた2個の逆回転ドラムで構成されています。測定治具の回転運動は両ドラムに直接伝わり、サンプルを伸長領域全体で均一に伸長させることで、信頼性の高い結果を保証します。この設計により、SER 3は高トルクでの伸長試験に最適なシステムになっています。表面が異なるドラムを使用できるため、滑りを発生させることなく測定できます。また、たるみを防止するためにシステムを浸漬することも可能です。

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