食品 | 牛乳及び乳製品中の溶存酸素

乳製品中の溶存酸素(DO)は、監視を必要とする重要な品質パラメーターです。DO は消費適性と品質保 持期限を低減し、栄養価、色、風味など乳製品品質の主要なパラメーターに影響を与えます。プロセス 性能を高め、一貫した最終製品の品質を確保するためには、低温殺菌処理中に牛乳からDO を取り除く 必要があります。アントンパール社のインライン酸素センサOxy 5100 は、製造ラインに直接、簡単に 取り付けることができ、製品中のDO 含有量が目標に適合していることを確認できます。お客様は様々 な濃度に対応する高精度で信頼性の高いDO 監視を利用できます。

牛乳の低温殺菌処理

牛乳の低温殺菌処理は、未殺菌の生乳を殺菌した製品へ と変える一連のプロセスです。製造工場への到着時、牛 乳には平衡量約8ppm のDO と、輸送によって細かく分 散した空気が含まれています。低温殺菌処理中と最終パ ッケージでは、このDO 濃度を引き下げる必要がありま す。このため、脱気装置を使用して分散した空気を除去 し、酸素(O2)濃度を目標値(0~3 ppm)まで低下させます。加熱効率を高め、高温処理中の酸化率を最小限に抑える ため、この処理は通常、温度処理の前に実行します。脱 気により、泡立ちを防止し、一貫した充填を維持し、付 着物を減らすことができます。また、味の劣化や酸素の 影響を受けやすい成分(ビタミンC 及びB9)の損失を防ぐ ことも可能です。

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