合成リアクター:
Monowave 50

高性能、低価格

Monowave 50では、マイクロ波合成リアクターに匹敵するスピードで通常のラボ実験を実施し、マイクロ波リアクターの数分の一の価格で同等品質の結果(同等の収率と製品純度)を得ることができます。Monowave 50は、シンプルなタッチスクリーンのユーザーインターフェース、リアルタイムの温度及び圧力モニタリング、データ保存及び表示機能を備えいています。Monowave 50を使用した典型的なアプリケーション例については、当社のWikiで無料のアプリケーションデータベースをご確認ください。

反応容器及びキャップは複数回使用できるので、消耗品のコストだけでなく、環境への影響も低減されます。

精密な結果と移植可能なメソッド

Monowave 50で開発したメソッドは、アントンパール社の全てのマイクロ波合成リアクターに直接移植できます。同じように、マイクロ波合成リアクターの反応プロトコルをMonowave 50に適用することも可能です。これを実現しているのが、Monowave 50を含むアントンパール社の全てのリアクターに備わっている内部温度の連続モニタリング機能です。当社のプロトコルコンバーターを使えば、クリック数回で環流実験を高速の密閉容器反応に変換できます。

簡単な操作

Monowave 50は、スマートフォン世代に合わせて作られています。直観的なユーザーインターフェースに加え、タッチスクリーンから実験を簡単にプログラミングできるため、未知のテーマを扱う学生の不安を減らすことができます。ソフトウェアは仕様外の反応プロトコルを受け付けない設計になっているため、実験をプログラミングする際の監督は必要ありません。メソッドと実験データは、USB経由で装置からダウンロードできます。

安全で丈夫

Monowave 50は、反応容器の加圧時に偶発的に開くことがないよう、各実験の開始時にキャビティを機械的にロックします。反応温度と圧力は連続的にモニタリングされ、動作上限(20 bar及び250 °C)を超えると自動的に機器がシャットダウンされます。各実験の終了時には、過剰な圧力が安全に解放されます。

反応容器はステンレス鋼のジャケットで保護されているため、容器が破裂しても常にユーザーの安全が保たれます。クリーニングに要する時間はわずか数分で、最小限のダウンタイムで済みます。

小型で携帯可能

重さ8.5 kg、大きさ20 cm x 40 cmのMonowave 50は、最小限のスペースがあれば設置可能です。バックパックに入れて安全かつ簡単に持ち運ぶこともできます。標準的なラボ用ガラス製品設計とは異なり、Monowave 50はドラフトチャンバーの外で使用することができます。電源と排気管があれば設置可能です。その場で設置して、5分未満で使用を開始できます。そのため、迅速に実験のセットアップが必要なラボや、複数の講座でラボスペースや装置を共有している場合に理想的です。グローブボックスの内部に設置することも可能です。