アルコール・エキス含有量測定器:
Alex
- ビール、ワイン、日本酒、100 g/L未満の濁りのない蒸留酒で、0.2%v/vの精度
- エキス分100 g/L超~47%v/vの濁りのない蒸留酒で、0.4%v/vの精度
- ワンボタン操作で3分以内に結果を取得
- 濁りのあるビールやワイン用のサンプル前処理キット付属
- 三方弁でサンプルと洗浄を迅速に切り替え
最高のビール、ワイン、蒸留酒の製造という本来の仕事に専念できるように、貴重なラボの時間を節約し、書類作業を削減することができます。アルコール・エキス含有量測定器「Alex 301」「Alex 501」があれば、アルコールとエキスの迅速かつ正確な分析を社内で実施できます。定期的な参照分析は必要ありません。特許取得済み、業界で実証済みの技術が採用されており、ボタンをタッチするだけの簡単な操作で、2~4分以内に結果を取得できます。各装置には、最大1,000件の測定結果を保存でき、最大40バッチ分の発酵曲線を保存して追跡することができます。中小規模の醸造所、ワイナリー、蒸留所向けに設計されたAlex 301とAlex 501は、製品ラインナップの拡大や多様化が進む生産者に最適な、汎用性の高い分析ソリューションです。
主な機能
最大40バッチ分の発酵を同時監視
特別な発酵監視モードでは、最大40バッチ分の進行中の発酵を同時に完全制御できます。各発酵プロセスは、密度ベースの発酵曲線(外観エキス)によって追跡され、サンプルIDを使用して個々のタンクに割り当てられます。新しい測定データは、ユーザーフレンドリーな大型ディスプレイに表示されるチャートに自動的に追加されていきます。このリアルタイム監視により異常(発酵の進行が速すぎる、発酵が停滞しているなど)を発見でき、すぐに対策を講じて製品の品質を確保することができます。

アルコールとエキスの含有量を測定
飲料の発酵の最終段階でアルコールとエキスの含有量を正確に測定し、フレーバーのブレンドや瓶内二次発酵の過程での製品の変化について情報を得ることができます。これにより、バッチ間の味と品質の一貫性を確保することができます。 こうした測定結果は、正確な税金計算の根拠となり、瓶の中身とラベルに記載された成分が正しく合っていることを証明する証拠となります。

サンプル処理を標準化して直感的な操作を実現
シンプルで標準化されたサンプル前処理により、測定結果の一貫性が確保されます。濁度レベルが高すぎる場合は、追加のろ過が必要であることを警告するアラートが表示されます。ワークフローを効率化するため、Alexアルコール・エキス含有量測定器には、独自のサンプル命名機能が搭載されており、また、各種飲料に合わせてカスタマイズした測定メソッドを保存しておくことができます。サンプルは内蔵のペリスタルティックポンプが自動充填し、脱イオン水を用いた簡単な調整では、メンテナンスの必要性を最小限に抑えると同時に効率的なパフォーマンスが確保されます。濁りのあるビールやワイン用のサンプル前処理キットも付属しています。

ビール、ワイン、シードル、日本酒、濁りのない蒸留酒とリキュールに最適
この汎用性の高いアルコール・エキス含有量測定器は、幅広い飲料に対応した設計になっています。クラフトビール製造では、明るいラガーから深い黒のスタウトまで、ボック、ライトビール、クリエイティブなビール混合飲料まで、あらゆる種類を正確に測定します。ワインメーカー向けには、赤、白、ロゼワイン(スティルかスパークリングか、瓶内発酵かタンク発酵かを問わず)を含む全種類をカバーします。また、樽熟成の蒸留酒から、最大糖度450 g/Lまでのリキュールまで、さらに辛口アップルワイン、トラディショナル製法、フレーバード混合飲料などのシードルまで、高アルコール度数の飲料も測定できます。 日本酒の測定も、蒸留をせずにアルコールとエキスの含有量を直接測定できるため、まったく難しくありません。

特許取得済み、業界で実証済みのアルコール測定技術
ワイン業界における密度・アルコール測定の世界的なリーディングカンパニーであるアントンパールが開発したAlex 301とAlex 501は、その品質に一切の妥協がありません。近赤外(NIR)分光法による吸光度測定と振動U字管の原理を用いた密度測定の組み合わせで特許を取得し、出力する高精度のデータは、アルコールと総エキス含有量を決定するための包括的な統計モデルに裏打ちされています。対象となる測定範囲全体をカバーしており、個別の計算や蒸留を必要とせずに、直接、リアルタイムで分析結果を提供します。

AP Connectで書類作業を削減
既設のラボをアップグレードする場合でも、新しいラボを立ち上げる場合でも、次世代のラボデータ管理をご利用いただけます。ラボ作業用ソフトウェアであるAP Connectは、規制要件の遵守を容易にするだけでなく、いつでもどこからでもラボデータに安全にアクセスすることを可能にします。完全にペーパーレス化することで、転記ミスがなくなり、データの正確性が向上します。また、アントンパール製と他社製の装置によるすべての測定結果が、1か所の効率的なデジタル環境に集約されるため、効率とトレーサビリティを最大化することができます。

技術仕様
Alex 301 | Alex 501 | |
---|---|---|
アルコールの測定範囲 | ||
ビール | 0.5~15%v/v | |
ワイン | 8~20%v/v | |
シードル | 2~10%v/v | |
日本酒 | 5~20%v/v | |
蒸留酒(濁りなし) | 10~47%v/v | |
アルコールの精度 | ||
ビール、ワイン、シードル、日本酒、総エキス分100 g/L未満の濁りのない蒸留酒 | ±0.25%v/v | ±0.2%v/v |
総エキス分100~450 g/Lの濁りのないリキュール | ±0.5%v/v | ±0.4%v/v |
アルコールの繰り返し精度 | 0.15%v/v | 0.1%v/v |
密度測定 | ||
測定範囲 | 0.9500~1.200 g/cm³ | |
精度 | ±0.001 g/cm³ | |
繰り返し精度、標準偏差 | 0.0007 g/cm³ | 0.0005 g/cm³ |
分解能 | 0.0001 g/cm³ | |
測定温度 | ||
アルコール測定セル | 20 °C(68 °F) | |
密度測定セル | 周囲温度、20 °C(68 °F)に補正 | |
サンプル温度 | 15~25 °C | 10~30 °C |
サンプル量 | 40 mL | |
装置仕様と動作条件 | ||
環境条件(EN 61010) | 屋内専用 | |
周囲温度[1] | +10~+32 °C(+50~+89.6 °F) | |
空気湿度 | 結露なきこと、20 °C:90%RH未満、25 °C:60%RH未満、30 °C:45%RH未満 | |
標高 | 最高3,000 m(9,800フィート) | |
汚染度 | 2 | |
過電圧カテゴリー | II、付属のACアダプター | |
電源 | 100~240 V、50/60 Hz、変動±10%、1 A DC 15 V、2.6 A | |
消費電力 | 20 W | |
インターフェース | Bluetooth®×1 RS-232(D-sub 9ピン)×1 USB(タイプB)×1 | |
寸法(奥行×幅×高さ)[2] | 320×230×100 mm(12.6×9.1×3.9インチ) | |
重量 | 約2.4 kg(5.3ポンド) | |
納入品 | アルコール・エキス含有量測定器(電源アダプター、電源ケーブル、USBケーブル、ローラーカセット、廃液容器、アクセサリーキット、サンプル前処理キット付属) |
[1] 装置を使用する1時間以上前から周囲温度が安定している場所に置き、電源を入れておいてください。
[2] ファンの詰まりを防ぐため、装置は壁から10 cm以上離して設置してください。
アントンパール認定サービス
- 世界各地に350名以上のメーカー認定の技術者がいます。
- お客様の言語でサポート
- ライフサイクル全体にわたる資産の保護
- 3年保証
関連製品
補完製品
お探しの商品が見つからない場合は、アントンパール社の営業担当にお問い合わせください。

珪藻土 1 kg
アルコール・エキス含有量測定器:Alex 301 | 501
浄化効率が最も高いろ過助剤
(透過性約0.06ダーシー)