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2018-05-17 | Corporate

高い可能性

ギリシャ文字の6番目の文字は変化しやすい物理化学的特性、ゼータ電位を表します。これは、粒子表面と液体との界面で測定される電位です。難しそうに聞こえるかもしれませんが、身の回りの産業に欠かせないものです。半導体産業に使われる研磨ペースト、ガラス繊維のコーティング、石油やフィルターの製造など、ゼータ電位でしか完全表面にアプローチできない場合があります。アントンパール社は1990年に「Electrokinetic Analyzer(固体サンプル用ゼータ電位測定装置)」を発表しました。これに代わったのが2006年に社内で開発された最初のSurPASSTM で、2015年にこれをさらに刷新したSurPASSTM 3を発表しました。より広くご利用いただけるよう、現在は、SurPASSTM 3より価格を3割ほど抑えたSurPASSTM 3 Ecoも提供しています。「最近、お客様の予算が限られているために、画期的な事業計画を実行できませんでした」と製品マネージャーのThomas Luxbacherは説明しています。

Ecoバージョンでは提供されない技術がありますが、全てを備えたSurPASSTM 3にアップグレードが可能です。それでも、ゼータ電位測定への完璧で簡単なアクセスを提供します。Thomas Luxbacherは「測定するサンプルをセットしてからわずか2分で、再現可能な結果が得られます」と言っています。使いやすい装置なので、産業界で品質管理に携わる人たちもこの装置に関心を持っています。

セラミックの試験など、多くの用途があります。絵の付いたマグカップを思い浮かべた方がいらっしゃるかもしれませんが、陶磁器のことではありません。「私たちは、インプラントや工業用フィルターに必要なセラミック部品の試験を行うことができます。材料が液体や体に触れた時にどのように反応するかを評価するのです」とThomas Luxbacherは話しています。しばしば、表面の帯電状態を変えなければならない場合があります。「多くの表面は水中でマイナスのゼータ電位を示します。メンブレンメーカーがウイルス保持のためのフィルタを開発する場合、マイナスに帯電したウイルス粒子を吸着するために、フィルタはプラスに帯電している必要があります」と製品マネージャは話しています。ゼータ電位を測定することにより、表面での電荷反転を確認できます。

油層岩

この測定装置は、さらに複雑な要件にも対応できます。原油の抽出元となる油層岩の分析などです。この原料抽出は、米国で特に話題になっています。いわゆる三次石油抽出において、多孔質の岩への原油吸着を減らすため、塩水を特定の添加剤と混合して油層に注入します。岩サンプル(通常、ドリルコアとして利用可能)のゼータ電位によって、添加剤の種類が決まります。

現在、この装置用に、固体、繊維、及びその他のための9種類のサンプルキャリアが提供されています。サンプルの取り付けと設置は簡単で、測定値の非常に小さな非破壊測定でも、手間をかけずに順調に行うことができます。産業と研究において、収集を妨げるものはもう何もありません。