150周年を祝して

2023-06-28 | Corporate

1873年、ベルトールド・ペンスキーとアドルフ・マルテンスは、2人の名を冠した引火点試験器を発明しました。この発明は、トーマス・エジソンによる有名な電球の発明よりも前のことです。

この2人の科学者が設立した会社は、年月の流れとともに何度か社名を変更し、2012年からはアントン パール グループのAnton Paar ProveTec GmbHとなっています。同社のゼネラルマネージャーであるPiotr Marczukは、「当社で150年にわたり製造されてきたペンスキーとマルテンスの引火点試験器は、世界をより安全な場所にし、また市場で最も普及した最高の引火点試験器です。私たちは全員、このことを誇りに思っています」と語ります。

長い歴史と高い価値を持つペンスキーマルテンス引火点試験器
は、物質の上部に引火可能なガス・空気混合物が形成される最低温度を測定することで、物質の燃焼性に関する情報を提供します。ペンスキーマルテンス引火点試験器では、サンプルは密閉されたるつぼの中で加熱・攪拌されます。次に、引火源が一定の間隔でるつぼの蓋の開口部から蒸気相に浸漬され、攪拌は中断されます。引火源によってサンプルの蒸気相が引火する最低温度は引火点と呼ばれます。

Anton Paar ProveTec GmbHの従業員たちは、同社の元従業員とともに引火点測定器の150周年を祝いました。150周年を祝して、豪華な料理、地元グラーツにある醸造所の飲み物、そして素晴らしい生演奏でのお祝いが催されました。また、ProveTec社の歴史に関する小さな展示も行われ、主役に対する敬意が示されました。