Crude Oils

原油

原油の分析効率を改善

アントンパール社は、原油の密度、粘度、引火点、レオロジー特性、塩分、屈折率を測定する計器を販売しています。さらに、石油サンプルを分解して、続く微量分析の工程に渡すためのシステムも提供しています。計器は、原油の採取から精製、輸送に到る、各段階で使うことになります。特に精製の処理は、組成の違いに大きく影響を受けるので、常に監視し、変化に即座に対応すると共に、副産物を検出できるようにしなければなりません。アントンパール社の原油分析システムを導入すれば、信頼性に優れた高精度の測定値に基づいて、生産を管理、効率化できます。

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Anton Paar 製品

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メリット

掘削泥水の改良

掘削泥水の配合設計及び選別は、この流体に何を求めるか、明確にすることから始めます。掘削泥水のレオロジー特性が、洗浄、切削屑の輸送、水力、ビットの冷却や、試錐孔の壁の支持、摩擦に影響を及ぼします。目的に応じ、様々な添加剤を加えて掘削泥水を改良します。切削屑を表面に浮かせるために充分な粘度が必要ですが、摩擦圧力よる損失を最小限に抑えるためには、粘度が高すぎてもいけません。アントンパール社は、ラボ用システムとは別に、オンラインの粘度プロセスセンサを提供し、実時間でデータを取得できるようにしています。

泥水システムの管理

泥水システム(WBM、OBM、SOBM)は、掘削工具の冷却や潤滑に使います。大きな課題として、LGS (低比重固体、Low Gravity Solids)と呼ばれる非常に細かい(5μ以下)固体が堆積する、という問題があります。LGSが堆積すると、浸透速度が落ち、ポンプ圧力が高くなり、固体表面積や塑性粘度が増し、降伏点やゲル強度が上がります。これはいずれも、ドリルが貼り付いてしまう原因になります。その対策として、アントンパール社は粒度サイズ分析器を開発し、掘削泥中のLGSを検出できるようにしました。

原油増進回収法

原油増進回収法(EOR、Enhanced Oil Recovery)は、地下に残っている原油を産出井に向かって移動させ、回収する技術です。界面張力やキャピラリーコントラストを下げる、置換流体の粘度を上げる、などの方法で実現します。フラクチャリング流体(注入水とプロパントの混合液)を、個々の油井の特性に応じた、特殊な比率で混合します。産油会社は、アントンパール社のオンライン粘度計を使い、実時間で粘度を測定することにより、注入水を現地で調合できます。したがって、注入水の調達リスク、余剰の注入水に関係する問題や費用を減らせることになります。

フラクチャリング流体のレオロジー特性が、原油回収の効率に直結します。アントンパール社のレオメーターは、非常に弾性が高いフラクチャリング流体のレオロジー特性を、温度及び圧力を管理し、油井の条件を完全にシミュレートした環境で測定します。

原油輸送の改善と、荷役時の監視

原油の輸送は、低温で結晶化しやすい、高分子量のパラフィンやアスファルテンに影響を受けます。パラフィン防止剤をアントンパール社のレオメーターで試験しておけば、ワックスの結晶化を抑制し、問題なくパイプライン輸送できるようにするために役立ちます。レオメーターに接続した顕微鏡で、様々な温度における微細構造を目で見ることも可能です。

原油輸送中は、アントンパール社の高精度密度センサで、個々の石油製品を即座に識別できます。間違えて別の製品用の保管タンクに移せば検知され、汚染が広がる事故を防止できます。

原油の流動特性は、石油抽出の効率化に影響を与えます。また、パイプライン輸送においても、様々な温度条件下を輸送することになるので重要です。アントンパール社のインライン粘度計を導入すれば、輸送中でも実時間で粘度を測定できます。

原油の分類と品質管理

原油の重要な分類パラメーターに、粘度とAPI度(アメリカ石油協会(American Petroleum Institute)が定めた、特殊な表示方式の比重)があります。アントンパール社の密度計や粘度計には、測定データを自動的に、このAPI度に換算する機能があります。

原油や残油の品質や価値は、シリコン、アルミニウム、バナジウム、ニッケル、鉄、ナトリウムの濃度に基づいて決まります。アントンパール社のマイクロ波サンプル調合装置は、現代的な測定技術(ICP-OES、ICP-MSなど)に必要な品質で、原油を分解します。その結果、ごく少量の微量元素をも分析できるのです。

また、分別蒸留の装置も提供しています。石油製品の揮発性や引火性、屈折率を測定する、或いはラマン効果に基づき物質の化学的指紋(クロマトグラム)を調べるのが目的です。