ユニバーサル伸長測定システムと一軸伸長粘度測定システム:
UXF & SER
- 伸長レオロジーの研究用
- UXFを用いたひずみや応力を制御した伸長試験やDMA試験
- Sentmanat伸長レオメータによる高トルクでの伸長試験
Martin Sentmanat博士により開発されたユニバーサル伸長測定システム(UXF)と一軸伸長粘度測定システム(SER)を使用すると、 MCRレオメータ を伸長レオロジー評価のプラットフォームとすることができます。このシステムでは、広い温度範囲と変形範囲で、ポリマー、溶融樹脂、接着剤、食品の伸長測定を行えます。伸長測定によって、フィルムやファイバーの分子構造、分岐、熱安定性、収縮、緩和、脆弱性や、接着力と剥離力についての情報を得ることができます。
主な機能
ユニバーサル伸長測定システム
ユニバーサル伸長測定システム(UXF)は、シャフトでECモーターに接続された回転式ドラム1つと固定の下部シャフトに取り付けられたもう1つの固定ドラムを組み合わせた測定システムです。特殊な取り付け方法と様々なドラム設計により、引張ひずみまたは引張応力制御での伸長試験の実施時に試料とドラムがしっかりと固定されます。さらに、対流式温度制御システムと組み合わせることにより、引張ひずみ及び引張応力制御での動的引張測定(DMA測定)を、幅広い温度範囲で行うことが可能です。UXFは、必要に応じて浸漬の測定に使用できます。

ECモーター2つ搭載の構成向けユニバーサル伸長測定システム
ECモーター2つ搭載の構成向けユニバーサル伸長測定システム(UXF/TD、米国特許取得済9,766,172)は、逆回転モードの2つのドラムで構成されます。1つ目のドラムは中央にあり、シャフトを通して上部ドライブに直接接続されます。2つ目の偏心ドラムは、互いにかみ合う歯車を介して下部ドライブによって駆動されます。エアベアリングECモーターに直接接続された中央ドラムによって、極めて高精度な応力測定が可能です。そのため、前例のないトルク及び歪み分解能で伸長粘弾性測定を実現でき、低粘性のフィルム及びファイバー、また応力緩和などの新しい測定手法への可能性が開かれました。

一軸伸長粘度測定システム
Martin Sentmanat博士により開発された 一軸伸長粘度測定システム (SER 3)の伸長レオロジーシステムは、互いにかみ合うギアと低摩擦ベアリングを備えた2つの逆回転ドラムから構成されています。レオメータの回転運動が2つのドラムに直接送られ、それによって伸長エリア全体にわたりサンプルが均一に伸長されるため、信頼性の高い測定結果が得られます。この設計により、SER 3は高トルクにおける伸長試験に最適です。表面が異なるドラムを使用できるため、滑りを発生させることなく測定できます。さらに、システムを浸漬させてサンプルのたるみを防止します。

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書類
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