コンパクトデジタル密度計:
DMA

密度検査は多くの場合、散らかった狭い作業場で、濡れた手袋を着用している作業者によって行われます。サンプルは装置の上や周囲に飛び散ることがあります。

DMA 501/1001のフロントディスプレイは防滴性で、背面のカバーはサンプルの飛散からインターフェースと電源を守っています。  

稼働時間と製品寿命が最大化されます。

高価なサンプルの密度を測定する際は、できるだけ使用量を減らすことが最優先されます。

DMA 501/1001は、約1 mLのサンプルから測定結果を得ることができ、洗浄に必要な溶媒は5～10 mLのため、環境負荷を低減します。

サンプルの無駄を減らし、コストを削減しながら、生産管理に必要な測定結果を得ることができます。

ペースト状のサンプル（クリーム、ローション、軟膏など）は、ピクノメータへの充填が難しくて時間がかかり、洗浄にも時間がかかります。

DMA 501/1001にはペースト状サンプル用のキットがあるため、数分でサンプルを充填することができます。

シリンジホルダーを使用することで、確実に気泡のない充填ができるため、ピクノメータを使用した場合と比較して、1サンプルあたり25～30分程度の時間を節約することができます。また、洗浄も高速で行うことができ、毎回必要な溶媒量もわずか数ミリリットルです。 

生産プロセスの監視には、腐食性の酸や塩基のテストが含まれる場合があります。作業者の安全を守る上で最善の方法は何ですか？

安全第一: DMA 501は約1 mLのサンプルしか必要とせず、ぺリスタルティックポンプで充填することで接触を最小限に抑えることができます。 タッチスクリーンは手袋を着用したままでも操作できます。

ぺリスタルティックポンプ（Xsample 200）を使用する場合は特に、危険物との接触が最小限に抑えられます。 

粘性のあるサンプルは、気泡が発生しやすいため、シリンジで充填することが難しいです。もっと良い方法はありませんか？

DMA 501/1001には検査カメラ（U‑View™）が内蔵されており、充填されたサンプルを鮮明な画像で確認でき、ズームインやバックライトも使用できます。FillingCheck™は、充填を自動で監視し、問題が発生した場合には警告を発します。

100 %正確にサンプルを充填します。FillingCheck™とU-View™は、充填不良の可能性を大幅に低減するため、測定を繰り返して時間とサンプルを無駄にする必要はありません。サンプル中の気泡による測定ミスが発生しません。

粒子が含まれる液体サンプルや不均質なサンプルは測定しにくいサンプルですが、プロトコルでは結果が求められます。

DMA 501/1001を使用すると、充填・洗浄できるサンプルであれば制限なくすべて密度を測定することができます。

均質でない、沈降している、粒子が含まれているサンプル、ペースト、さらにはエアロゾルスプレーを含むすべてのサンプルで密度測定の結果が得られます。

測定はUSP <841>やその他の重要な薬局方（EU、JP、C）に準拠している必要があります。

DMA 1001の測定技術、正確性、繰り返し精度は、主要な薬局方（USP <841>、Ph.Eu. 2.2.5、JP 2.56、ChP (Vol IV) 0601）に完全準拠しています。

DMA 1001は、各測定の完全なトレーサビリティと完全な文書化も実現しています。最大5000件の測定結果、関連する可能性のある充填に関する警告やカメラ画像は、測定機器のメモリに保存され、エクスポートすることができます（USB、イーサネット、RS232）。

主要な薬局方を遵守することで、グローバル市場に製品を販売できるようになります。

対応機種:

• DMA 1001

新しい調合を開発する際には、多くのバリエーションの製品を、同一のテストプロトコルを使用して迅速かつ確実にテストする必要があります。製品が発売される際には、製造と最終的な品質管理のために基準となる密度と比重を定義する必要があります。

DMA 501/1001のダッシュボードは簡単にカスタマイズできるので、繰り返し測定用に定めた設定に素早くアクセスすることができます。基準値は、以前に測定したデータに基づいて定義することができます。

測定設定を定義して利用することで、100%比較可能な結果になります。信頼できる正確な基準値を製造用SOPに使用することができます。

使用前に原材料の品質や純度を確認する際、高濃度の物質であってもすぐに濃度値を把握する必要があります。

DMA 501には、エタノール、イソプロパノール、過酸化水素、グリセロールなどの% w/wと% v/vを自動的に計算するテーブルが保存されています。密度が測定されると、自動的に濃度に変換され、数秒以内に結果が表示されます。カスタムした量や計算が必要な場合は、お客様自身のテーブルをインポートすることもできます。例えば、手指消毒剤の成分の濃度を測定するには、1回2～3分しかかかりません。

テーブルで値を調べたり、自分で濃度を計算したりする必要がありません。これにより、1回の測定につき、最大10分程度の時間を節約でき、計算ミスのリスクを排除できます。濃度の測定結果が素早く得られるため、正しい情報に基づいた合否判定を素早く行うことができます。

各製品のテスト結果と装置で実施されたすべての操作を文書化する必要があります。値は追跡可能でなければなりません。

DMA 1001では、役割と責任を割り当て、監査証跡を実装して、すべての活動を記録し、最終結果に電子署名することができます。

結果とデータに絶対的な信頼性があります。出荷や販売のために製品の品質を証明することができます。また、規制当局による監査や顧客からの苦情に備えて、適切な情報をすべて手元に用意しておくことができます。

対応機種:

• DMA 1001

生産管理では、現在の生産バッチが仕様どおりかを簡単に確認する方法が必要です。

DMA 501/1001では、密度の許容範囲と「規格外」の値を定義することができます。この密度計は2～3分の測定時間で、明確な「合格」または「不合格」の結果を表示します。

測定値が規格外であるかを即座に確認でき、すぐに生産工程を是正することができます。製品の無駄を最小限に抑えることができます。

パッケージへの最終充填は法的要件を満たしながらも、費用対効果が高く、エラーのないものでなければなりません。

DMA 501の3桁の精度は、重量と測定密度を充填量に換算するのに十分な精度です。充填した各製品について、許容体積の下限値と上限値を設定し、その値を一目で確認することができます。

すべての規制や要件を満たしながら、決して過剰充填や充填不足が発生しません。

最終的な品質管理の工程として、各製造バッチが患者にとって安全であることを確認してから出荷する必要があります。時間は厳守しなければなりません。

DMA 1001は、製品に定義した上限値と下限値を超えた場合、直ちに規格外のバッチがフラグを付けます。

21 CFR Part 11に準拠した電子署名機能により、測定結果をレビュー、コメント、承認することができます。

この署名は各データセットと共に保存され、測定レポート上で表示されます。

1バッチ3分以内で品質を検証できます。規格外の製品が市場に出回ることはありません。すべての測定は、最終的なリリース署名と共に追跡可能な文書になります。

対応機種:

• DMA 1001

毎日さまざまな物質を取り扱っているので、納入品が仕様を満たしているかを確認する必要があります。しかし、複雑な設定や校正、濃度表を用意する時間がありません。何か方法はありますか？

DMA 1001では、ワンクリックで純度と混入防止のチェックを行うことができます。最大400種類の化学物質の濃度をチェックすることができます。サンプルを充填し、2分待てば測定結果が出て、作業は完了です。

不純物を含まない規格内の原材料は、100%安定した最終製品の品質と顧客満足度の鍵となります。妥協することなく、数分で測定結果を得ることができます。

対応機種:

• DMA 1001

高価な原料、中間体、最終製品を扱っており、現在の密度測定では1回に最大100 mL分のコストがかかります。他の方法はありませんか？

DMA 1001では、サンプルを無駄にすることがほぼ不可能になります。1回の測定に必要なサンプル量は約1mLで、ピクノメータや比重計よりもはるかに少なくて済みます。U-View™（内蔵カメラ）や自動FillingCheck™などの機能が充填を監視し、各充填を結果と一緒に記録します。

高価なサンプルを節約して、生産コストを抑えることができます。

対応機種:

• DMA 1001

作業場には飛散や衝撃、空気中の蒸気に対する耐性があり、安定して作動する装置が必要です。

DMA 501は防滴構造で、サンプルの飛散から保護されています。他の密度計とは異なり、換気を必要としないので、汚染された空気が電子部品まで吸い込まれることがありません。

この換気不要の密度計を使用すれば、最大限の稼働率、修理費用ゼロ、過酷な産業環境での装置の長寿命化が実現します。

結果が分析を担当する作業者の経験やスキルに左右されます。

DMA 501とDMA 1001は、取り扱いが非常に簡単なので、有資格者やサンプルの前処理を必要としません。

ユーザーインターフェースは、ダッシュボードのような便利な機能を提供し、頻繁に繰り返す測定の設定に素早くアクセスすることができます。

この使いやすい装置により、トレーニングコストを節約し、作業効率を高め、人為的ミスをなくすことができます。

滴定は時間がかかり、多量の溶媒や試薬を必要とします。他に方法はありませんか？

DMA 501は高速なので、分析に3～5分しかかかりません。また、測定に溶媒を使用する必要もありません。

滴定法を使用する場合と比較して、時間と溶媒を節約することができます。DMA 501の測定速度は滴定法の5倍で、溶媒も測定1回あたり100 mL節約できます。

最高水準の安全基準を守りながら、腐食性の酸や塩基を試験する必要があります。

DMA 501を使用した場合、作業者は危険物サンプルとの接触を最小限に抑えることができます。必要なサンプルは約1 mLで、ぺリスタルティックポンプを介して充填されます。タッチスクリーンは手袋を着用したままでも操作できます。

危険物質から作業者を保護すると同時に、必要な測定結果も得ることができます。

タンクターミナルでの積み卸し時の燃料や潤滑油の混入はコストが発生するため、容認できません。現在は比重計を使用していますが、もっと良い方法はありませんか？

サンプルの全範囲をカバーするには複数種類の比重計が必要ですが、DMA 1001は1台でその役目を果たします。燃料と潤滑油の全範囲をカバーし、過酷な環境にも耐えられます。比重計は壊れやすいのですが、DMA 1001は実質的に壊れず、耐久性の証明として3年間の保証が付いています。

製品と保管場所の間での混入を最小限に抑えることで、製品の廃棄やコストのかかる洗浄を減らすことができます。1台の密度計が、何百もの比重計よりも長持ちします。

対応機種:

• DMA 1001

比重計を使用して報告温度以外の温度で燃料や潤滑油の密度を測定し、その結果を基準温度に変換すると、ミスの発生源が余りにも多くなります。デジタル化すればいいでしょうか？

あらゆる種類の燃料または潤滑油について、DMA 1001は、API table 53 BまたはDに従って、高温で測定された密度を希望の基準温度に自動的に補正します。

自動変換なので、すべての異なる製品グループ（燃料、潤滑油）について手計算する必要がなくなり、人為的な計算ミスをゼロにすることができます。

対応機種:

• DMA 1001

一部の取引先は、当社の密度計による測定結果を受け入れず、校正手順だけでなく装置の品質についても懸念を示しています。これに対応するにはどうすればいいのでしょうか？

DMA 1001は、認定校正試験所でトレーサブルな標準器を使用して、ISO 17025に従って校正することができます。これにより、取引における体積-質量変換にDMA 1001を使用することが100%認証されます。

ISO 17025に準拠した校正は、国際的に認められた正確な測定結果への下準備となります。国際単位系（SI）への100 %のトレーサビリティが得られます。

対応機種:

• DMA 1001

技術者によって密度の結果が逸脱する場合、再教育が必要になります。これを防ぐ方法はありますか？

DMA 1001は操作方法が簡単なので、専用のトレーニングを受けていない方でも正しく操作することができます。シリンジホルダーを使用して標準化された方法でサンプルを取り扱うため、ユーザーやシリンジタイプ、シリンジの充填量が異なっても、その影響をなくすことができます。オプションのぺリスタルティックポンプを使用した場合、低粘度のサンプルでも再現性の高い充填が可能です。さらに、FillingCheck™とU-View™は充填の質を監視し、警告を発し、後から検証できるように完全な画像を保存します。

結果は作業者に完全に依存しないため、装置の操作には最低限のトレーニングしか必要ありません。

対応機種:

• DMA 1001

定められた製品仕様に基づく正式な製品認証には、ASTM D4052やISO 12185などの確立された試験方法に完全に準拠した測定方法が必要です。

DMA 1001はASTM D4052の要件をすべて搭載: 4桁の密度測定精度、全範囲の粘度補正、FillingCheck™によるリアルタイム気泡検出。

規格適合性について、今後議論する必要はありません。完全準拠と100 %のトレーサビリティを確保した上で、社内で密度を測定できるという安心感があります。

対応機種:

• DMA 1001