水選択式水分計:
Brabender Aquatrac-V
- 水選択水分率分析 (ISO準拠)
- MFR試験の前処理:正確な結果を得るためにサンプルを効果的に乾燥
- 校正不要の高精度基準メソッド
- 簡単で安全な操作:特別なスタッフや危険物は不要
- 接続性:データをシームレスに取得し、機器間で共有
水分計Aquatrac-Vは、DIN EN ISO 15512:2019に準拠したプラスチック中の水分選択性残留水分を測定する市場で唯一の装置です。0.0001% (H2O分解能) の精度を持つAquatrac-Vは、ラボでのQCとプロセス制御の両方に対応します。世界的に認められている水素化カルシウム法を採用しているため、信頼性の高い測定が可能で、任意の機器からアクセスできます。また、メルトフローレート (MFR) 測定用の乾燥ポリマーサンプルの調製も可能で、専門的なラボや危険な化学薬品は必要ありません。広範なメソッドデータベースは、お客様のメソッドで拡張可能であり、さまざまなポリマータイプをカバーしています。
主な機能
準拠した水選択式水分計
Aquatrac-Vにより、DIN EN ISO 15512:2019に準拠した残留水分の包括的な評価を得ることができます。ラボの品質管理からプロセス管理まで、バリューチェーン全体でご利用いただけます。
Aquatrac-Vは、一般的な水素化カルシウム法を採用しています。サンプルは真空下で加熱され、水分が放出されます。水は水素化カルシウムと反応し、水素が放出されます。これが真空中の圧力上昇を引き起こします。この装置では、この圧力上昇を追跡し、反応式に基づいて水分含有量を計算します。つまり、Aquatrac-Vは正確かつ選択的に水分を測定します。

校正なしで正確な測定が可能
Aquatrac-Vの0.0001% H2O 分解能により、NIRのような校正や再校正の必要がない直接測定方式をご利用いただけます。この装置は常に一貫した信頼性の高い結果を保証するため、信頼できる参照方法を利用しながら校正コストを節約することができます。

適切に乾燥されたMFR対応サンプル
水選択水分量分析の実施とMFR試験用サンプル調製をワンステップで行える市場で唯一のソリューションです。他のシステムとは異なり、Aquatrac-Vは測定後にサンプルが過度に濡れることなく、適切な量のサンプルを使用できます。正確なMFR評価は、かつてないほど簡単なものとなりました。

水選択式水分計におけるオーダーメイドメソッド
水選択水分計Aquatrac-Vには、さまざまなポリマータイプに対する包括的なメソッドデータベースが付属しています。多様なプラスチックや特殊な素材を扱う場合でも、プリインストールされたメソッドにより強固な基盤を提供します。お客様独自の資料を組み入れることで、データベースを拡張でき、分析へのパーソナライズされた的確なアプローチを保証します。

水選択水分率分析用ソフトウェア
Aquatrac-Vのソフトウェアは、水素化カルシウム法が正確に実行されることを保証します。ラボでも、オフィスでも、外出先でも、お客様のデータを指先で操作できます。このソフトウェアにより、同僚と簡単に知見を共有できます。LIMSやERPのようなサードパーティシステムに接続できます。

仕様
測定原理: | DIN EN ISO 15512:2019に準拠した水素化カルシウムとの化学反応 |
サンプル重量: | 0.1 gから最大130 cm3 |
分解能: | 0.01 mg / 1 ppm / 0.0001 % H2O |
精度: | 測定レンジ端値の± 1.4%より良好 |
測定範囲: | 0.0001 %から60 % H2O (相対値) 0.01 % から60 mg H2O (絶対値) |
測定温度: | 60 °Cから200 °C (1 °C刻み) |
測定時間: | 材料により約10分から60分 |
ディスプレイ: | %、ppm、mg |
標準規格
DIN EN ISO
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