高温酸分解は、ICPまたはAASによる分析を確実かつ円滑に行うために、さまざまな試料の前処理に最も効果的な方法です。 温度を高めることで分解品質が向上し、より迅速かつ効率的に結果を得られます。 これは、白金族金属、セラミックス、酸化物、地質試料、合金などの難分解性試料で特に重要です。

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当社の装置は極限に挑む

アントンパールのMultiwave 7101、7301、7501高温マイクロ波分解システムは、高性能マイクロ波ラボ機器の開発・製造で培ってきた数十年にわたる知見を結集した製品です。 高温・高圧下でも安全かつ安定した性能を発揮し、半自動ワークフローにより、難分解性の貴重な試料にもスムーズに対応し、迅速かつ信頼性の高い分解を実現します。 

Technician prepares sample vials under a fume hood beside a partially visible Anton Paar Multiwave 7301 microwave digestion system

主な特長

最大300 °Cまで高速昇温: 1,700 Wのマイクロ波出力で実現
幅広い分析用途に対応: PTFE、石英、ガラス製バイアルに対応 
バイアルの取り扱いを効率化: はめ込み式キャップを採用
省スペース化と設備の簡素化: 冷却装置とコントローラーを内蔵したコンパクト設計
認証取得済みの安全設計: ETL認証およびGS認証
 

主な用途

Petri dishes with black, white, and yellow powders, a spatula, and stacked dark electrode sheets with copper-colored edges
Petri dishes with black, white, and yellow powders, a spatula, and stacked dark electrode sheets with copper-colored edges

電池・電子材料

Multiwave 7101、7301、7501は、元素分析の前処理として、各種リチウムイオン電池材料の酸分解に対応する強力なシステムです。
リチウムイオン電池技術の急速な進展に伴い、元素組成を正確に把握することは、各部材の品質管理に加え、電池のライフサイクル終了時に有価材料を効率的に回収するうえでも不可欠です。 

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Clear dish, beakers with colored plastic pellets and metal beads, and tweezers on a light background

ポリマー試料

ポリマー加工分野では、法規制への適合と製品性能の確保の両面から、特定の微量元素の定量が必要です。 健康・安全・環境要件により、一部の元素は所定の上限値以下に管理する必要があります(例:Hg、Ni、Pb)。一方で、難燃性(例:Sb、Mg)、色調(例:Cr、Fe、Pb)、熱特性・機械特性・電気特性など、求められる製品特性を確保するため、その他の元素は規定範囲内で管理する必要があります。
Multiwave 7101、7301、7501では、元素分析の前処理として、幅広いポリマー試料を1回のランで分解できます。 PTFE-TFM、石英、使い捨てバイアルを同一ラン内で併用できるため、HFを使用するポリマー試料と使用しないポリマー試料を同時に分解できます。

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Open metal can, glass bottle, and lid containing black liquid on a light background

石油試料

原油や残渣油では、ケイ素、アルミニウム、バナジウム、ニッケル、ナトリウムなどの元素濃度が、品質や価値を左右します。 例えば、ニッケルとバナジウムは精製工程で触媒を失活させ、燃焼時にはエンジンやボイラーの腐食を促進します。一方、ケイ素とアルミニウムは、エンジン損傷の原因となる研磨性ケイ酸塩粒子の存在を示します。
Multiwave 7101、7301、7501は加圧分解キャビティ(PDC)を搭載しており、異なる容器材質を組み合わせることで、石油試料を1回のランで最大0.75 gまで同時に分解できます(HF使用/不使用の両条件に対応)。  

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Rock and mineral samples arranged beside dishes of pebbles and sand on a clear acrylic plate

鉱業・地質試料

新規鉱山プロジェクトの探査に加え、既存鉱山の開発や操業維持においても、多数の鉱物試料を迅速に分析することが求められます。 これらの試料は鉱石と廃石の混合比がさまざまで、主要な地球化学指標元素を分析することで、地質構造の特定と追跡を行います。
現在、ICP-OESおよびICP-MSは、より高い試料処理能力が見込めることから、ますます活用されています。 マイクロ波酸分解は、これらの分析手法に適した、迅速かつ信頼性の高い試料前処理を実現します。

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Golden liquid being poured from a glass bottle into a clear dish on a light background

食品試料

食品中の鉛、カドミウム、ヒ素、水銀などの有害な微量金属を信頼性高く分析するには、堅牢な試料前処理が不可欠です。 食品マトリックスの違いに加え、脂質、タンパク質、炭水化物といった反応性成分の影響により、分解が難しくなることが少なくありません。 加圧分解キャビティ(PDC)により、Multiwave 7101、7301、7501では、すべての容器で均一な分解条件が得られます。 これにより、異なる食品試料を1回のランでまとめて安全かつ完全に分解でき、スループット、再現性、分析結果の信頼性が向上します。 

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あらゆる課題に応える高性能な試料分解

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