ナノトライボメータ(NTR³)

マイクロトライボロジーとナノトライボロジーの魅力的な世界を探求 

ナノトライボメータNTR³は、特に軟質材料を対象として、極めて低い接触圧力で表面の相互作用を評価するための装置です。非常に低い荷重範囲及び変位幅でも、測定精度を維持したままで大きな接触面積を調査できます。

NTR³は、原子間力顕微鏡(AFM)の高い分解能と、ピンオンディスクトライボメータの安定性、堅牢性、使いやすさを併せ持ちます。

Get in touch ドキュメントの検索

主な機能

ねじれが原因の荷重測定エラーを最小化する独自のデュアルクワッドビームカンチレバー

ねじれが原因の荷重測定エラーを最小化する独自のデュアルクワッドビームカンチレバー

表面が非常に粗いか傾斜しているサンプルを低摩擦力で測定する場合、通常のバネカンチレバー(AFMで使用されるようなもの)では、サンプルのトポグラフィーによって簡単にねじれが生じる場合があります。このカンチレバーの歪みやねじれは、摩擦測定に無視できないレベルの誤差を引き起こします。独自設計のデュアルクワッドビームカンチレバーだけが、垂直及び接線方向の弾性変形を可能にします。これにより、ねじれが完全に防止されるので、ねじれによる測定誤差を排除できます。

独立した高分解能容量センサによる垂直荷重及び摩擦力の正確な測定

独立した高分解能容量センサによる垂直荷重及び摩擦力の正確な測定

トライボロジー試験では、一方の荷重変化がもう一方に影響しないようにするため、垂直荷重と摩擦力をそれぞれ個別に測定できることが非常に重要です。NTR³は2つの独立した高分解能容量センサを搭載しています。この容量センサを独自のデュアルクワッドビームカンチレバーと組み合わせることで、垂直荷重と摩擦力を切り離して高精度で測定できます。

垂直荷重の正確な制御による最適なトライボロジー試験条件の生成

垂直荷重の正確な制御による最適なトライボロジー試験条件の生成

垂直荷重を安定して正確に制御することはトライボロジー試験にとって不可欠です。特に、要求される垂直荷重が過度に低く、サンプル表面のトポグラフィーが複雑なケースなどの困難な条件のもとではなおさらです。NTR³の内蔵ピエゾアクチュエータは、センサで測定された垂直荷重をリアルタイムで読み取り、即座に位置を調整することで、安定した垂直荷重を保ちます。ピエゾアクチュエータによる迅速かつ正確なフィードバック制御のおかげで、1回の測定中に垂直荷重制御を段階的に変更することもできます。

3つのサンプル運動モードによる的確な結果

3つのサンプル運動モードによる的確な結果

摩擦と摩耗は、相対運動がある状態で測定されます。このため、再現性のある的確な結果を得るためには、サンプル運動の軌道を静止面に対して正確に制御できる必要があります。NTR³の全ての回転モジュール及び直線モジュールにはアクチュエータと位置センサの両方が備わっているので、リアルタイムのフィードバックループによって運動を正確に制御できます。一方向回転、回転往復、直線往復の3つの運動モードを使用できます。 

内蔵ビデオ顕微鏡によるサンプル表面の観察

内蔵ビデオ顕微鏡によるサンプル表面の観察

ビデオ顕微鏡は、NTR³の有用なアドオンオプションです。静止面(試験ボールまたはピンなど)とビデオ顕微鏡の距離が正確に校正されるので、ユーザーはサンプルの位置を簡単に切り替えることができます。また、測定後、摩耗痕を観察する前に、必要な試験位置をユーザーが特定できます。 

技術仕様

ノーマルフォース範囲 5 μN~1000 mN*
ノーマルフォース分解能 0.003 μN*
摩擦力範囲 5 μN~1000 mN*
摩擦力分解能 0.006 μN*
回転速度 1~200 rpm
トラック半径 100 µm~20 mm
回転往復角度 ±10°~±150°
偏向角分解能 0.1°
直線ストローク長 最大5 mm**
最大直線速度 最大26.6 mm/s**
直線周波数 0.01~10 Hz**

* 垂直荷重及び摩擦力の仕様は、選択するカンチレバー(高分解能、スタンダード及び高荷重カンチレバー)により異なります。

** 直線往復運動の仕様は、選択したリニアステージ(2 mm及び5 mm範囲)により異なります。

アントンパール社の認定サービス

アントンパール社のサービス/サポート品質:
  • 世界中で350人を超えるメーカー認定専門技術者
  • お客様の地域の言語による確かなサポート
  • 稼動期間全体にわたりお客様の投資を保護
さらに詳しく

書類