スクラッチ試験機用アクセサリー:
摩擦モジュール
- 材料の摩擦挙動評価
- 接着不良の評価における補完的ツール
- スクラッチ試験と摩擦力試験の融合
摩擦モジュールは、材料の摩擦特性を研究・評価する上で不可欠なツールです。接線力を記録し、自動で摩擦係数を計算することができます。接着不良や耐スクラッチ性の判断に有用で、ユーザーは材料の基本的なトライボロジー挙動について理解深めることができます。
主な機能
スクラッチ不具合の検出を補完データでサポート
スクラッチ試験を行う場合、従来は光学的観察によって限界荷重 (一般にコーティングの密着性を表す) を決定していました。ここに摩擦係数を補完的な指標として導入することで、精度が向上し、より正確な接着不良の評価が可能になります。

お客様のスクラッチ試験機に最適な摩擦モジュールの選定
各摩擦モジュールは、当社の専用スクラッチ試験機の荷重範囲に合わせて調整されており、スクラッチスペクトル全体にわたって正確で汎用性の高い摩擦測定を実現します。

基本的な摩擦力測定の実施
従来式のトライボメータではありませんが、摩擦モジュールにスクラッチソフトウェアのマルチパス機能を組み合わせることで、材料のトライボロジー挙動の基本的な評価が可能になります。たった1回のセットアップで、サンプルの機械的表面特性をより包括的に把握することができます。

仕様
仕様 | NST³用摩擦モジュール | MCT³用摩擦モジュール | RST 300用摩擦モジュール |
最大荷重 | 1 N | 30 N | 200 N |
力分解能 | 1 µN | 10 µN | 0.2 mN |
アントンパール認定サービス
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