MCR用アクセサリー:
誘電分光計
- レオロジーと誘電分光法の組み合わせ
- 電場印加に対する物質の応答を調べる
- 物質の構造や挙動に関する情報を得る
アントンパールの誘電率・粘弾性測定装置(DRD)は、粘弾性(機械分光法)と誘電率測定を組み合わせた誘電分光計で、電場印加時のサンプルの挙動を詳細に把握することができます。
主な機能
可能性を広げる誘電分光計
- 誘電体および導電性材料の誘電特性とインピーダンスの解析、レオロジーの同時測定
- サンプルの導電率、静電容量、誘電率に対する力学的変形の評価
- MCRレオメータの測定可能周波数範囲の拡張
- スタンドアロンでの誘電分光測定

誘電分光計を用いたサンプル情報拡充のための複合手法
- サンプル挙動の詳細把握に向けた機械分光法と誘電分光法
- 硬化材料における構造変化や温度依存性相転移の検出・モニタリング
- バッテリースラリー、EV潤滑油・接着剤、ポリマー、バイオ材料、化粧品、食品などの複雑な材料の微細構造解析

あらゆる課題に対応するモジュール型MCRレオメータ
- -160~+600 °Cの温度範囲に対応する誘電分光計
- 温度範囲や用途に応じて複数のコンタクトオプションをご用意:
- 回転試験用のスプリングコンタクト
- 振動試験用のワイヤーシャフトコンタクト
- 振動・回転試験用の-50~+100 °Cの電解液コンタクト
- 対流式温度制御システム(CTD)との併用が可能なマウント式
- シングルドライブモードおよびツインドライブモードでの測定
- 用途と必要な周波数範囲に応じて、各種LCRメーターやインピーダンスアナライザーと併用可能
- CTD内蔵デジタルアイカメラによるサンプルの写真・動画撮影(オプション)

測定を簡便にする機能
- RheoCompassソフトウェアにより、回転・振動モードでの柔軟な試験プログラミングを実現
- 選択したLCRメーターとの自動データ転送、校正、測定同期、分析、およびレオロジー・誘電分光測定データの表示(マスターカーブ生成を含む)を可能とするRheoCompassソフトウェア
- 接続されたすべての機器と測定治具を自動で認識・設定するToolmaster機能

技術仕様
技術仕様 | P-PTD 220用の誘電率オプション | CTD 180、CTD 450 TDR、CTD 600 MDR用の誘電率オプション |
温度範囲 | -40~+220 °C(CMT) 電解液コンタクト:-40~+100 °C | スプリングコンタクト、ワイヤーシャフトコンタクト: -160~+600 °C (SMT、CMT、逆回転) 電解液コンタクト:-50~+100 °C |
コンタクトオプション | スプリングコンタクト 電解液コンタクト ワイヤーシャフトクリップ | スプリングコンタクト 電解液コンタクト ワイヤーシャフトクリップ |
測定可能な最小静電容量 | コンタクトオプションと測定温度によって異なる | コンタクトオプションと測定温度によって異なる |
周波数範囲 | LCRメーターによって異なる | LCRメーターによって異なる |
電圧範囲 | LCRメーターによって異なる | LCRメーターによって異なる |
測定治具仕様 | パラレルプレート(PP、チタン製)、使い捨てPP | パラレルプレート(PP、チタン製)、使い捨てPP |
アントンパール認定サービス
- 世界各地に350名以上のメーカー認定の技術者がいます。
- お客様の言語でサポート
- ライフサイクル全体にわたる資産の保護
- 3年保証