
小さな粒子、大きな発見
2025-03-04 | Corporate
アントンパールはこの度、新しい2モデルのシステムとして、 SAXSpoint 700と SAXSpoint 500を発表します。どちらも、X線をサンプルに照射してナノメートルレベルの物質構造に関する情報を取得する、小角X線散乱(SAXS)法を採用しています。粒子径、形状、内部構造の詳細な分析を可能にするシステムで、幅広い用途に使用できます。
SAXSpoint 700 – 複雑な分析に対応する柔軟性
SAXSpoint 700は、厳しい要求が課される研究用として設計されています。大型の測定チャンバーにより、真空下および空気中のサンプルを用いた実験が可能です。モーター駆動の検出器により、サンプルと検出器の距離を自動的に調整できるため、さまざまな用途に高い柔軟性をもたらします。さらに、RheoSAXSを統合したSAXSpoint 700 は、材料の構造特性と流動挙動の同時分析にも対応しています。
SAXSpoint 500 – ルーチン分析に最適な効率性
SAXSpoint 500は、定期的に測定を行うラボのルーチン分析に最適です。実績のあるSAXSpoint 2.0をベースに、使いやすさとコストパフォーマンスを最適化したシステムです。特に、医薬品や化学品の粒子径の測定、ナノ材料の分析に適しています。オプションの少量サンプラーモジュールを使用すれば、タンパク質などの生体試料も、ごく少量で高効率に分析することができます。
幅広い用途に対応する正確な結果
どちらも精度の高い測定結果を提供するシステムで、製薬、化学、材料科学、バイオテクノロジーなど、幅広い業界に適しています。SAXSdrive™やSAXSanalysis™などの最新のソフトウェアソリューションを搭載しており、測定を自動的に実行し、データ分析も簡単かつ直感的に行うことができます。ソフトウェアは更新され続けるため、ユーザーは常に最新の開発成果を享受することができます。
この新しいSAXSシステムにより、アントンパールは材料特性評価の分野に新たな基準を打ち立てるとともに、お客様の幅広い研究開発ニーズに対応する、カスタマイズ可能な強力なソリューションを提供します。