セットして、タップして、信頼する – 新発売のUltratap 500シリーズ

2025-01-16 | Corporate

アントンパールはこの度、新しいタップ密度分析装置を発売します。

 Ultratap 500と Ultratap 500 Twinの発売により、アントンパールはタップ密度測定の新たな基準を確立します。新発売のUltratap 500シリーズは、精度、耐久性、静音性を兼ね備えた、産業・研究用途の厳しい要件に対応する理想的なソリューションです。

粉体の物性評価
タップ密度とは、粉体、顆粒、ペレットをタッピングで圧縮した後の密度のことをいいます。これは、材料が定義された条件下で占める体積を示すもので、粉体の流動性、圧縮特性、貯蔵性を評価する際に重要な指標となります。 

タップ密度分析の応用分野
例えば、タップ密度はリチウムイオン電池の電極材料のエネルギー密度を決定する重要なパラメーターです。ガスピクノメトリーと組み合わせることで、材料の空隙率を測定できます。タップ密度分析装置は材料の最適化をサポートし、他の測定方法を補完します。製薬業界では、タップ密度分析により材料の流動性と圧縮性を最適化し、錠剤製造やカプセル充填の効率を向上させます。この分析は、食品産業や農業における包装の最適化にも寄与し、保管と輸送を効率化します。金属加工では、(タップ密度から分かる)粒子の流動性と充填性により、粒子形状と粒度分布に関する情報が明らかになり、3Dプリント用途において特に重要な情報となります。

競合他社との差別化
新発売の装置は、2,500万回のタッピングを保証する長寿命と一貫した校正精度を実現しています。また、有効なASTM規格とISO規格だけでなく、2つの主要な薬局方(USPと Pharm.Eu)にも準拠しています。付属のTruLockストラップにより、5~1,000 mLのさまざまなサイズのシリンダーを迅速に交換でき、マグネット式のドロップハイトアダプターにより優れた操作性を確保しています。さらにオプションで、同種の装置よりも最大99%効率的に騒音レベルを低減できるノイズリダクションキャビネットもご用意しています。