ICPを用いた元素分析のためのポリマーの完全分解

Multiwave 5001に搭載されたローター 20SVT50は、スマートベントテクノロジーの利便性と 安全性を兼ね備え、より高い温度を必要とする多種のポリマーの分解を可能にします。

サンプル前処理:抽出と完全分解の比較

今や、ポリマーのない生活は考えられません。食品包装から建築資材や玩具の製造まで、ポリマーはあらゆる用途に使用されています。後者のような一部用途には特定の要件 があるため、程度の差はあれ標準化された分析法が定義されています。

重金属の移行の判定には、希酸による低温での抽出法が用いられます。 これは、例えば、玩具に含まれる重金属による乳児の中毒リスクを回避するため、あるいは、食品、飲料、化粧品を包装するためのプラスチック容器や材料などの消費財のために行われます。
大量の材料に含まれる重金属濃度を対象とする場合は、ポリマーの完全分解が必要となります。しかしこれは、以下の理由により大きな課題とっています。

  • 分子内の炭素含有量が高いため、分解過程において多量の発熱と反応ガスの発生を引き起こします。
  • 異なる分子構造を持つポリマーは化学的安定性が大きく異なり、完全分解にはより高い分解温度が必要となる場合があります。

Multiwave 5001に搭載されたローター 20SVT50は、すでに確立されたスマートベントテクノロジーを高度な圧力レベルで実現し、分解過程で発生するCO2やNOxなどの反応ガスを制御しながら放出することが可能です。これにより、高い分解温度も実現可能となり、難分解性のサンプルであっても優れた分解品質が得られるようになりました。

内部温度測定用のSmartTempセンサは、迅速かつ正確な温度測定を可能にします。これは、反応性の高いサンプルを高温で確実に制御する上で特に重要なポイントです。

このように、Multiwave 5001に搭載されたローター 20SVT50は、最高の操作パラメーター、比類のない温度測定、最大20ポジションを兼ね備え、現在市販されている高性能ローターの中で最高のスループットを実現し、要求の厳しいサンプルにとって最適な構成となっています。

 

ドキュメントのご送付

ドキュメントを受信するには、以下にメールアドレスをご入力ください。

読み込み中...

エラー