Rheo-Raman | レオロジーとラマン分光法の併用: せん断速度の影響

レオロジーとラマン分光法を組み合わせることで、分子や超分子構造に対するせん断速度に依 存した影響をリアルタイムに追跡することができます。

ラマン分光法と粘弾性測定装置の組合せには、サンプ ルの温度効果とともにせん断速度効果も調べることが できるというユニークな利点があります。 このように、液晶の調査では、ラマンスペクトルにお けるせん断速度依存性を示す簡単な方法が提供され ます。 MBBA(N-(4-メトキシベンジリデン)-4-ブチルアニリ ン)は、せん断速度を加えることにより、結晶配向が 多結晶状態(複数の配向ドメインを持ち、ドメイン壁 に沿った光散乱により曇った外観を示す)から単方向 の状態(透明な外観)(図 1 を参照)に変化するので、特 にレオオプティクス測定において広く用いられている 液晶です。 この効果には化学的変化がないため、せん断速度が系 に与える影響を示し、低波数における結晶化度のピー クの強度変化で追跡することが容易であり、残りのス ペクトルは化学シフトも強度も同じままになってい ます。 

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