鉄鉱石・銅鉱石のICP-OES 分析またはICP-MS 分析のための 簡易ルーチン酸分解法
ローター 20SVT50 にMultiwave 5001 を搭載して実施する高温酸分解は、従来の融解/溶解法に 取って代わることができます。この手法で得られる液体サンプルは、鉄および銅の探鉱、採 鉱、鉱石精錬におけるICP 分光法や質量分析法による元素判定に適しています。堅牢性、分解 速度の向上、迅速で再現性の高い結果などの利点が挙げられます。
鉱業分野では、元素分析のための迅速なルーチン分解法に対する需要が非常に高まっています。
- 新規採鉱プロジェクトの探査や既存鉱山の開発・維持管理においては、大量の鉱物サンプルを迅速に分析する必要があります。こうしたサンプルは、さまざまな比率の鉱石と脈石で構成されており、地質化学的リード元素の分析を通じて、最も収益性の高い採掘を可能とする地質構造の発見または追跡に向けた情報を得ることを目的としています。
- プロセス制御においては、精製工程を厳密に制御する必要があります。多種多様なプロセスサンプルを短時間で分析し、迅速な対応によりプロセスを最適条件に維持することが求められます。精練分野における分析課題はより特化しており、工程ごとの収率や分離工程の品質を、最小限のエネルギー量や試薬投入量で評価することが重要となります。
以前は、鉱物分解用の融解法や特定の酸による溶解法が、専用の比色法や電気化学法と組み合わせられて、大規模なルーチンラボで行われていました。しかし、ICP分光法や質量分析法の普及に伴い、現代的な高温酸分解法がますます注目を集めています。
- 融解用試薬により溶解固形分が追加で発生することはありません。ICP サンプル導入システムやトーチへの負担が軽減されます。
- 固体試薬を使用しないため、汚染リスクが低減します。
- 密閉容器内で迅速かつ効率的な分解を実現します。
以降に記載する手法は、研究サンプルに適しており、(例えば酸混合物などの)調整が必要な組成の異なるサンプルにおいて良好な出発点となります。。
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