プラスチック材料中の核剤のマイクロ波抽出と誘導体化
食品や医薬品の包装など、最適な特性を備えたプラスチック材料の開発には、核剤や透明化剤(NCA)などの添加剤の含有量を管理する上での適切な分析手法が求められます。こうした添加剤は、その後のGC/MS分析に向けて、高分子マトリックスから適切に抽出し、誘導体化処理を施す必要があります。
プラスチック産業では、製造工程で添加される成分の検出や品質管理のため、化合物の分析が極めて重要な課題となっています。
ポリプロピレンなどのポリオレフィンは結晶化速度が非常に遅く、球晶を形成しますが、これが最終製品の不透明な見た目の原因となります。ソルビトール系NCAは、プラスチック材料を透明化する効果を持った代表的な添加剤です。この添加剤は、誘導体化後にGC/MSで分析することができます。 マイクロ波抽出法(MAE)は、有機化合物を対応するマトリックスからの分離するのに有効な手法として既に報告されています。1
ここでは、GC/MS分析に先立つNCAサンプル前処理において、MAEとマイクロ波誘導体化法(MAD)を組み合わせた手法の有効性をご紹介します。2
1 L. Sternbauer, I. Hintersteiner, W. Buchberger, A. Standler, E. Marosits, Polym. Test. 2013, 32, 901
2 L. Sternbauer, J. Dieplinger, W. Buchberger, E. Marosits, Talanta 2014, 128, 63
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