ヘリウムでEVA共重合体のピーク分離を改善する方法

パージガスにヘリウムを選択して示差走査熱量測定(DSC)を行うと、エチレン酢酸ビニル(EVA)などの共重合体の測定時に分解能が向上し、ピーク分離が改善されます。このアプリケーションレポートでは、ヘリウムで DSC における熱伝導を向上させ、熱分析中のガラス転移の明確な検出と重なり合う融解ピークの精密な分離を可能にする仕組みをご紹介します。

エチレン酢酸ビニル(EVA)共重合体は、太陽電池パネルの封止材、靴類、軟包装などの用途において不可欠な材料です。これらの分野では、正確な熱的挙動が製品の性能と長期的な耐久性に直接影響を及ぼします。
しかしながら、重なり合う融解ピークや微妙なガラス転移を含む、EVAの複雑な熱的変化を正確に分析 することは依然として課題となっています。これは、窒素をパージガスとしてDSC分析に使用した場合、その熱伝導性が不足していることが原因です。
このアプリケーションレポートでは、窒素の6倍の 熱伝導率を有するヘリウムをパージガスとして使用することで、DSCにおける熱伝導性が著しく向上することを実証しています。ベースライン安定性の向上、熱遅延の低減、および近接した熱イベントの明確な 分離を実現できます。
 

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