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MCR用アクセサリー:
粒子画像流速測定法

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  • 構造解析・レオオプティックス用アクセサリー
  • 流れ場の可視化用
粒子画像流速測定法

せん断帯、乱流、流れの不安定性といった複雑な流れ場の調査は、流体力学や混合プロセスの解析において極めて重要です。大半のレオロジー理論は、測定時に層流状態が成立しているという仮定に基づいています。しかしながら、実際の応用場面では、サンプルは乱流状態を示す場合もあります。そのため、レオロジー試験と並行して、デジタル粒子画像流速測定法(PIV)や粒子追跡流速測定法(PTV)と呼ばれる流れ場の可視化が不可欠です。

この技術に関する背景情報については、アントンパールのWiki記事「粒子が懸濁液レオロジーに与える影響」を参照してください。

主な機能

流動サンプルを完全に可視化する完全な透明性

粒子画像流速測定法のセットアップは、全方向からの光学アクセスを可能にするために支柱に設置された共軸円筒測定治具をベースとしています。外筒(カップ)はガラス製ですが、測定治具(ボブ)は反射防止のため黒色アルマイト処理を施したアルミニウム製の円筒になっています。PIVセルは、液温制御機能を搭載したC-LTD 70/PIVまたはC-LTD 50/PIV/XXLの2構成をご用意しております。標準PIVセルでは10~70 °C、XXL PIVセルでは10~50 °Cでの温度制御が可能です。洗浄しやすくするために、ガラスカップは完全に取り外すことができます。ご要望に応じて、他の寸法や材質のカスタムPIVシステムもご用意いたします。

サーレ、クエット、カウンター回転の3種類の回転プロファイル

下部外筒(カップ)と上部内筒(ボブ)の両方が可動測定治具となる構成を使用して、流れの不安定性をさまざまな程度で発生させ、さまざまな材料の複雑な流れに対して完全な特性評価を行うことができます。2個のECドライブユニットを搭載したレオメータと組み合わせれば、内側ボブのみが動く状態(サーレモード)、外側カップのみが動く状態(クエットモード)、あるいは内外両法の円筒が逆方向に動く状態において、流れの特性を評価することが可能です。ドライブユニットのQuickConnectカップリング機構により、両円筒はネジなしで直接接続されているため、簡単に取り付け、取り外しができます。

幅広い材料における詳細な流れ場解析

粒子画像速度測定法とMCRレオメータの組み合わせは、複雑な粘弾性流体の詳細な流れ場解析を行う強力な研究ツールとなります。これには、せん断帯、テイラー渦のような流れの不安定性、あるいは起動時の流れ挙動など、レオロジー試験中の流れ場の可視化が含まれます。ポリマー溶液や懸濁液のレオロジー特性は、多くの工業プロセスに関与するため重要な影響因子となります。塗料、インク、飲料、医薬品、スラリー、シャワージェルなど多くの液体製品には、目的の最終製品を実現したり加工特性を調整したりするために、さまざまな種類の粒子が含まれています。

技術仕様

PIVセル寸法と材質温度範囲追加情報
C-LTD 70/PIV共軸円筒システム

内側カップ:
直径35 mm、透明、ホウケイ酸ガラス

測定ボブ:
直径32 mm、黒色アルマイト処理アルミニウム
10~70 °C(液体温度制御)アントンパールではPIV用の光学機器(レーザー、カメラ)は販売しておりません。
C-LTD 50/PIV-XXL共軸円筒システム

内側カップ内側:
直径110 mm、透明、ホウケイ酸ガラス

測定ボブ:
直径100 mm、黒色アルマイト処理アルミニウム
10~50 °C
(液体温度制御)
MCR 503とMCR 703で利用可能。
沈降現象や気泡合一の研究用途に設計されています。
アントンパールではPIV用の光学機器(レーザー、カメラ)は販売しておりません。
PIV/TD共軸円筒システム

内側カップ:
直径45 mm、透明、ホウケイ酸ガラス

測定ボブ:
直径43 mm、黒色アルマイト処理アルミニウム
周囲温度MCR 703で利用可能。
アントンパールではPIV用の光学機器(レーザー、カメラ)は販売しておりません。

ご要望に応じて、他の寸法や材質のカスタムPIVセルもご用意いたします。

アントンパール認定サービス

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