TAG X00の発売

2023-12-11 | Corporate

TAG X00の新シリーズにより、アントンパールは2つの新しい引火点試験機をご提供します。「ペンスキーマルテンス法と比較して、TAG X00は溶剤、航空燃料、化学薬品、化粧品などの低引火点温度用に最適です。TAGの新シリーズでは、-30 °C~130 °Cの温度範囲で引火点測定が可能です。それに比べて、ペンスキーマルテンス引火点試験では 40 °C~410 °C の引火点が測定されます」と製品マネージャーのケンジ・ヤマモト博士は説明します。「典型的なペンスキーマルテンス引火点試験は、ディーゼル、バイオディーゼル、潤滑油、アスファルト、または食用油や化学薬品などの可燃性液体に対して実施されます。」

「TAG」を選ぶ理由
引火点試験機の新シリーズは、チャールズ・J・タリアブーエ (Charles J. Tagliabue) にちなんで名付けられました。その測定方法は、タリアブーエ本人とその父親まで遡ります。イタリア出身のジュゼッペ・タリアブーエは、19世紀半ばにニューヨークに渡り、特に石炭・石油産業用の特殊測定器を開発しました。それだけでなく、温度計、高温計、比重計に加えて、引火点試験にも関心を寄せていました。彼の息子であるチャールズ・J・タリアブーエはこの研究を続け、1918年に「密閉式引火点試験器」の特許を取得しました。