H2SO4プロセス濃度の測定による 硫酸製造の最適化
アントンパール社のプロセスセンサは、H2SO4の製造効率の向上とプラントの装置の保護に役立ちます。0~110 %の全範囲のH2SO4及び発煙硫酸をカバーする、高性能プロセス濃度測定製品ラインがそろっています。
硫酸(H2SO4)の製造
硫酸は様々な原料から製造することができます。主な原料は硫黄元素ですが、使用済み硫酸などの他の原料も使用できます。
現時点では、DCDA (double contact double absorption)プロセスが硫酸と発煙硫酸の製造方法の最先端です。
最初に硫黄元素を燃焼させ、二酸化硫黄(SO2)を生成します。次に、生成されたこの二酸化硫黄を精製し、乾燥し、触媒存在下で酸化して三酸化硫黄(SO3)にします。最後にSO3を濃硫酸溶液に吸収させます。溶解したSO3に加えて水を添加することにより最適な一定の濃度に維持されて、H2SO4の量が増えます。発煙硫酸の製造では、最初にSO3が発煙硫酸塔を通過します。ここに98 %のH2SO4が供給されて発煙硫酸が生成されます。
ここでの目的は、SO2からSO3への、さらにSO3からH2SO4への転換効率が最大になるようにプロセスを実行することです。
ドキュメントのご送付
ドキュメントを受信するには、以下にメールアドレスをご入力ください。