Davis 5は、アントンパールのオールインワンデータの収集・視覚化ソフトウェアで、生産プロセスにおけるリアルタイムの監視と制御を実現します。クライアント・サーバー・アーキテクチャ上に構築され、マルチユーザーアクセス、製品種別アラート、高度なレポートツール、リアルタイムの主要業績評価指標が可能です。ラボ用分析システムとアントンパールのインライン分析装置を直接リンクさせることで、Davis 5の校正と調整が自動化され、オペレーターによる手作業が不要になります。
Davis 5は開放型のクライアント・サーバー・アーキテクチャをベースとしているため、社内ネットワークを利用して、サーバー上に保存した生産データを複数のPCで同時に表示し、アクセスすることが可能です。アクセス権は、ソフトウェアに組み込まれたユーザー管理機能を通じて管理されます。
生産の開始と終了時刻、範囲外の値、トレンド分析値、統計量などは、いつでも表示、ダウンロード、印刷できます。必要なときにいつでも値のチェック、設定の変更、生産の停止が机上から可能です。
品種設定、限界値、アラーム、警告を品種ごとに指定できます。測定値が許容範囲を外れると、Davis 5が画面の背景色を変更して値を強調表示し、アラーム音を鳴らすため、生産チームは必要な調整を迅速に行うことができます。
また、オフィスの机上から直接、複数の種類の製品種を指定して、ある生産ラインから別の生産ラインへ移すことができます。さらに、作成した製品種データベースを他の生産ラインに転送し、同じ品種別生産パラメータで設定することも可能です。
Davis 5は、貴社ラボの分析システムをアントンパールのインライン飲料分析装置に直接接続します。データ転送を自動化することで、転記ミスがなくなり、校正ワークフローの詳細な記録が可能となります。高精度の校正を効率的に実施し、校正・調整作業を追跡することで、継続的な規格内生産を保証します。
生産工程の監視と分析は、工程データ、統計データ、品質データに基づいて行われます。例えば、生産時間と停止時間、許容範囲外の値、トレンド、平均値、標準偏差、ラインのダウンタイム、容器類の数、調整の履歴、Cp、Cpk、品質指数の測定値などは、工程を最適化するためのデータです。システムがデータを収集・保存し続けている間でも、ユーザーは初期値を表示できます。
Davis 5は、ご希望のフォーマットでのレポート作成を自動化します。LIMSへのデータ転送、スマートフォン、タブレット、PCへのレポート送信にも対応しています。統計レポートは、社内品質管理システムの一部として可読性をもたせるため、または他の統計的プロセス管理（SPC）ソリューションに組み入れるために、XMLまたはPDF形式で出力できます。各バッチ後、または時刻を指定してレポートを取得することが可能です。
