最高の日本酒には最高の測定装置を

2023-02-27 | Corporate

日本酒は、米を精米・発酵させて醸造するアルコール飲料です。米、水、麹、酵母の4つの材料で構成されます。透明または白濁した日本酒には、体積比で約15~20%のアルコールが含まれています。旭酒造が製造する「獺祭(だっさい)」はアルコール度数が約14%の日本酒で、世界で最も有名で人気の日本酒ブランドの一つであり、2014年に当時の安倍晋三元首相がバラク・オバマ元アメリカ大統領にプレゼントしたことでも有名になりました。

米から日本の国民的飲料へ
日本酒は、欧米ではワインと関係があると思われがちですが、製造工程はむしろビールの醸造に近いものです。製造工程の基本は、米のデンプンを糖に変えることです。2000年以上前の日本酒の起源となる酒では、人間の唾液に含まれる酵素がその役割を担い、昔は処女の巫女が米飯を噛み発酵させたと言われていますが、今日では麹菌を使って発酵させます。蒸した米に麹菌の微粉末を振りかけ、一定の温度で数日おくと、発酵した米が出来上がります。これに蒸したての米と水を混ぜて酒母を作り、これを何度か繰り返し、熟成させると日本酒になります。

最高の日本酒にアントンパールの測定装置を
旭酒造では、すでに10年以上前から、発酵段階のチェックや完成した獺祭の品質管理にアントンパールの日本酒分析システムを活用しています。最初にシステムを導入したのは2012年で、現在は山口県にある同社の生産施設で3台のシステムを使用しています。アントンパールのシステムとしては、Alcolyzer SAKE MEのほか、密度計DMA 5000 MやサンプルチェンジャーXsample 122も使用されています。

このたび、旭酒造とアントンパール・ジャパンは、長年の協力関係、製造工程で測定装置を使用する様子、システムの多くのメリットについての動画を作成しました。