マルチパラメーター測定システム:
潤滑油測定システム
- 1台のマルチパラメーターシステムで粘度と密度を測定
- 1回の測定で3つ以上のパラメーターを取得
- サンプルハンドリングの自動化によるコストパフォーマンスと生産性
- 潤滑油分析関連の規制に完全準拠
アントンパールの潤滑油測定システムは、潤滑油分析の最も強力なソリューションであり、1台で粘度、密度、屈折率などの主要パラメーター、粘度指数、炭素型分析を提供します。この装置構成により、さまざまな潤滑油の品質管理に携わる研究機関や企業は、本当の意味で時間を節約することができます。5分で結果が得られるため、従来のシステムに比べ、生産性が大幅に向上します。また、サンプルと溶剤の使用量、エネルギー消費量が少ないため、運用コストを最小限に抑えることができます。
含まれる製品
主な機能
潤滑油サンプル用のマルチパラメーター測定で時間を節約
潤滑油測定システムは、1回の測定で複数の重要なパラメーターを提供することにより、品質管理プロセスを合理化します。使いやすさを追求したインターフェースにより、迅速なサンプル交換やパラメーター調整ができるなど、さまざまな潤滑油の品質管理測定を簡単に管理できます。粘度、密度、屈折率の同時測定に加え、1台で粘度指数、絶縁油の炭素型組成(ASTM D2140)、石油の炭素分布(ASTM D3238)の自動計算がすべて行えます。メイン装置にはSVM粘度計またはDMA密度計のいずれかをお選びいただけます。

迅速な投資回収
潤滑油測定システムの小型測定セルは、サンプル(最小12.5 mL)と溶剤をほぼ必要としないため、廃棄コストを最小限に抑えることができます。ペルチェ素子を用いた温度制御は、エネルギー消費量が少なく、サンプルあたりのコストを低く抑えます。Xsample 530サンプルチェンジャーによる高度な自動化は、生産性を向上させ、ヒューマンエラーのリスクを低減し、オペレーターは他の作業に時間を割けるようになります。完全に自動化された測定は、夜間や週末にも行うことができます。

潤滑油分析のカギはコンプライアンス
潤滑油測定システムは、すべての国際規格と製品仕様に準拠しています。粘度と密度の測定はASTM D7042、D4052に、屈折率の測定はASTM D1218に準拠しています。密度値の温度と圧力の補正はASTM D1250に基づいています。また、ASTM D2501に基づく粘度-重力定数(VCG)を計算し、ASTM D2502に基づく平均相対分子量を推定することにより、それぞれ炭素型組成(ASTM D2140)と炭素分布(ASTM D3238)を決定することができます。

サンプルの多様性に合わせた最大限の柔軟性
潤滑油測定システムは測定範囲が広いため、キャピラリー、バス、装置を追加で使用することなく、鉱物油、エンジンオイル、プロセスオイル、絶縁油、化粧品用オイル、医療用ホワイトオイルなど、さまざまな種類のオイルや潤滑剤の測定が可能です。この柔軟性により、未知の粘度のサンプルを測定する場合でも、時間のかかるキャピラリーの選択が不要となり、時間を無駄にすることがありません。

気の利いたセットアップで高い操作性と低メンテナンスを実現
潤滑油測定システムは、設置から日々のオペレーションまで、使いやすさを追求した設計となっています。直感的なソフトウェアが必要なパラメーターをすべて表示し、内蔵PCが自動的に計算を行います。屈折計の測定セルと測定プリズムは、いずれも非常に堅牢で、工具を使わなくても手が届くため、洗浄に便利です。

アントンパール認定サービス
- 世界各地に350名以上のメーカー認定の技術者がいます。
- お客様の言語でサポート
- ライフサイクル全体にわたる資産の保護
- 3年保証