MCRレオメータセットアップ:
粉体
- 粉体流動セルと粉体せん断セルによる高精度粉体分析
- 真の粉体レオロジーで、流体から圧密した粉体まで、あらゆる状態の大量の固体を分析。
- 品質管理と研究開発向けの幅広い範囲の専用粉体測定手法
- -160~+980 °Cの測定に最適(湿度制御との併用も可能)
- 低荷重から高荷重までの粉体の特性と、その時間依存性挙動を評価可能
- せん断、圧縮度、壁面摩擦テスト
2種類のセルを使用した真の粉体レオロジーにより、粉体の特性を十分に評価して理解することができます。粉体に特化した測定メソッドを幅広く用意し、レオメータの利点を生かせるようになっています。試験を迅速かつ簡単に実行できるだけでなく、品質管理と研究開発の両方の目的で精巧な測定も可能です。
粉体せん断セル は、圧縮した粉体の流動挙動および時間と共に変化する挙動の測定に最適です。アクセサリーを追加することで、温度と湿度を完全に制御できます。
粉体流動セル は、革新的かつ科学的な粉体特性評価アプローチで、さまざまな試験メソッドを提供します。例えば、製造プロセスをシミュレーション、調整、最適化するなど、 さまざまな加工条件下における粉体の挙動を評価することができます。
主な機能
あらゆるニーズに対応する2種類のセル
粉体せん断セルと粉体流動セルで構成された包括的な粉体レオロジーにより、粉体および粒状媒体の分析に必要なあらゆる可能性を提供します。レオメータとシステムを組み合わせて粉体挙動を測定することで、非常に高い感度と完全な結果が保証されます。
粉体流動セルによる最も汎用性の高い粉体分析
粉体流動セルは、その高い汎用性により、粉体の詳細な特性評価にも、使いやすい品質管理ツールとしても使用できます。つまり、アントンパールのMCRレオメータの精度を活かしながら、短時間のテストで製品の品質管理を行うことができます。さまざまな測定メソッドを使用して、基本流動性エネルギー、凝集力、圧力損失、脱気時間など、加工中、取り扱い中、保管中の粉体の特性を分析することができます。さらに、専用の測定システムと置換用粉体を備えた粉体流動セルを使用すれば、エンベロープ密度を測定することもできます。
温度および湿度制御を備えた唯一の粉体せん断セル
温度を制御し、粉体への影響を分析することが可能です。MCRレオメータには、-160~980 °Cの温度範囲に対応した加熱チャンバーを搭載することができます。 また、湿度は、保管、処理、加工中の粉体挙動を大きく変えることで知られていますが、専用湿度キットにより、5~95 %rHの範囲で湿度を制御することができます。 また、粉体流動セルの温度・湿度管理は、ご要望に応じてカスタマイズが可能です。
比類のない制御を実現する強力なソフトウェア
直感的に操作できるレオメータソフトウェアのユーザーインターフェースでは、わずか2回のクリックで完全に自動化された測定を実行でき、全ての測定パラメーターが測定を通して自動制御されます。また、測定はすべて、必要に応じて調整することができます。このシステムは、製薬業界向けの21 CFR Part 11をはじめとする品質管理要件に準拠し、Windows 10以降で使用することができます。
特許取得済みの粉体流動セル向け防塵システム
独自の特許取得済み防塵システム(EP 3067684)は、清潔で安全なサンプル処理を可能にします。4重のシーリングコンセプトにより、粉体が完全に流動化した状態でも、潜在的に危険な微細粉体からオペレーターと装置を保護します。粉体流動セルのエアシール技術は、測定軸上に摩擦を発生させることのない防塵を実現し、MCRレオメータの10 nNm以下という非常に優れたトルク検出精度と分解能を維持します。
高い感度と再現性を実現する設計
粉体せん断セルと粉体流動セルのどちらも、再現可能な測定を実現します。MCRは高い感度を備えているため、非常によく似た粉体でも区別し、サンプル内のわずかな変化も検出することができます。粉体せん断セルのセットアップには、サンプル前処理ベンチが含まれています。このため、常に均一なサンプル前処理を実施できるので、オペレーターによる影響が大幅に小さくなり、結果的に再現性が高くなります。粉体流動セルで自動サンプル前処理モードを利用すると、最大0.5%という卓越した再現性が実現します。
技術仕様
粉体せん断セル | PFC 30 | PFC 20 | PFC 10 | |
サンプル量 | 4.3 mLおよび18.9 mL | 60~120 mL | 60~120 mL | 21 mL |
トルク範囲 | 1 nNm~300 mNm | 10 nNm~300 mNm | ||
垂直応力 | せん断時:最大30 kPa 圧縮時:最大110 kPa (サンプルとセルによって異なります) | 22 kPa | - | |
温度制御オプション | -20~+180 °C(CTD 180 HR) -150~+450 °C(CTD 450) -160~+600 °C(CTD 600 MDR) -100~+980 °C(CTD 1000 MDR) | -15~+80 °C | -160~+600 °C | |
湿度制御オプション | 5~95 %rH 5~120 °C(CTD 180 HRおよび湿度オプション) | ご要望に応じてカスタマイズ可能 | -5~+95 %rH 5~120 °C(CTD 180 HRおよび湿度オプション) | |
対応測定システム | セットアップに含まれるもの:
| 2枚羽根スターラー - ヘリカル2枚羽根スターラー - Warren-Springsシステム - 交換可能なディスクを備えた粉体前処理セット(ステンレス 鋼、通気性、PTFE、 その他要望に応じた材質) - シリンダー - プロファイルドシリンダー | 基本流動性エネルギースターラー(ご要望に応じて他のスターラーも対応)、PFC 20およびPFC 30のスターラーには対応していません | |
測定メソッド |
| 流動、通気、低荷重条件 | 非流動、通気、低荷重条件 | 被流動、通気条件(BFEおよびSE) |
防塵 | 不要 | 搭載 | PFC 30へのアップグレードキットあり | なし |
流動化オプション | 不要 | 体積流量0.05~80 L/minの範囲で、3種類の質量流量コントローラーから選択可能 | アップグレードキット使用時のみ | なし |
アクセサリー | セットアップに含まれるもの:
| セットアップに含まれるもの:ø 50 mmの非コーティングガラス製PFC、防塵フード、流動化オプション | セットアップに含まれるもの:ø 50 mmの非コーティングガラス製PFC | セットアップに含まれるもの:ø 24 mmのステンレス鋼製PFC、PFC用漏斗、基本流動性スターラー |
オプション:FTOコーティングガラス/スチール鋼製管 | オプション:インコネル製測定カップまたは使い捨てカップ |
標準規格
ASTM
DIN
DIN EN ISO
European Pharmacopoeia (Ph. Eur.)
ISO
US Pharmacopoeia (USP)
アントンパール認定サービス
- 世界各地に350名以上のメーカー認定の技術者がいます。
- お客様の言語でサポート
- ライフサイクル全体にわたる資産の保護
- 3年保証
書類
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An Example of Silo Design Using a Shear Cell アプリケーションレポート
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Catalyst Characterization - From Fresh to Spent アプリケーションレポート
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Characterization of Rice Grains アプリケーションレポート
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E-Book - Field Guide to Food Powder Characterization アプリケーションレポート
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E-Book - Field Guide to Food and Feed Testing アプリケーションレポート
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Food Characterization アプリケーションレポート
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High Temperature Powder Shear Cell アプリケーションレポート
対応装置
消耗品
消耗品
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ENVELOPE POWDER
MCRレオメータセットアップ:粉体 せん断セル
- Glass beads 800g
ガラスフリット, 多孔質 4パウダーセル用
MCRレオメータセットアップ:粉体 流動セル
COMPRESSION DISCS FOR ENVELOPE DENSITY
MCRレオメータセットアップ:粉体 せん断セル
- 5 pcs of PEEK compression discs
ガラスフリット, 多孔質 3パウダーセル用
MCRレオメータセットアップ:粉体 流動セル
ENVELOPE DENSITY SHAFT PP50/187/PE/PFC
MCRレオメータセットアップ:粉体 せん断セル
PFC UPDATE KIT FOR ENVELOPE DENSITY
MCRレオメータセットアップ:粉体 せん断セル
- Uncoated Measuring Tube
- Funnel Piece PFC (with mounted sealing ring)