MCR用パウダーセル:
せん断セルとフローセル
粉体流動セルと粉体せん断セルによる極めて高精度な粉体分析
オンラインでご購入可
2つのセルを使用した真の粉体レオロジーにより、粉体の特性を十分に評価し、理解していただくことができます。レオメータの利点を活用した幅広い専用粉体測定メソッドを利用可能: すばやく簡単に実行できる試験で、品質制御及び研究開発に対応する精密測定を実現
粉体せん断セルは、圧縮した粉体の流動挙動及び時間と共に変化する挙動の測定に最適です。アクセサリーを追加することで、温度と湿度を完全に制御できます。
粉体流動セルは、革新的かつ科学的な粉体特性評価アプローチで、様々な試験メソッドを提供します。粉体挙動は、製造プロセスのシミュレーション、調整、最適化などを通じて、各種の現実的な条件下で分析することができます。
主な機能

あらゆるニーズに対応する2つのセル
粉体せん断セルと粉体流動セルで構成された包括的な粉体レオロジーにより、粉体及び粒状媒体の分析に必要なあらゆる可能性が与えられます。レオメータとシステムを組み合わせて粉体挙動を測定することで、非常に高い感度と完全な結果が確実に得られます。

パワフルなソフトウェアによる卓越した管理
レオコンパス(RheoCompass™)ソフトウェアの直感的なユーザーインターフェースでは、全測定パラメーターの完全な自律性を維持しながら、わずか2回のクリックで完全に自動化された測定を実行できます。全ての測定はニーズに合わせて適応させることができます。このシステムは、医薬品業界向けの21 CFR Part 11をはじめとする品質管理要件に準拠しています。

温度及び湿度制御を備えた唯一の粉体せん断セル
温度を制御し、粉体への影響を分析します。MCRレオメータには、-160~600 °Cという極めて広い温度範囲に対応する加熱チャンバーを搭載できます。また、湿度は、保管、処理、加工中の粉体挙動を大きく変えることで知られていますが、専用の湿度キットを使用すると、0~95 %rHの範囲でこれを制御することができます。

高い感度と再現性を実現する設計
粉体せん断セルと粉体流動セルのどちらも、再現可能な測定を実現します。MCRは高い感度を備えているので、非常に似通った粉体を区別し、サンプル内のわずかな変化も検出することができます。粉体せん断セル構成には、サンプル前処理ベンチが含まれています。このため、常に均一なサンプル前処理を実施できるので、オペレーターによる影響が大幅に小さくなり、結果的に再現性が高くなります。粉体流動セルで自動サンプル前処理モードを利用すると、最大0.5 %という卓越した再現性が実現します。

特許取得済みの粉体流動セル向け防塵システム
独自の特許取得済み防塵システム(EP 3067684)は、清潔で安全なサンプル処理を可能にします。4部分からなる密閉方式により、完全に流動化した状態でも、微細で潜在的に危険な粉体からオペレーターと装置を保護します。粉体流動セルのエアシール技術は、測定軸上に摩擦を発生させることのない防塵を実現し、MCRレオメータの10·nNm以下という非常に優れたトルク検出精度と分解能を維持します。

粉体流動セルによる最も汎用性の高い粉体分析
汎用性に優れた粉体流動セルは、詳細な粉体分析のために使用することも、使いやすい品質管理ツールとして使用することもできます。アントンパール社のMCRレオメータによる高い精度を活用しながら、簡単な試験を通じて製品の品質を管理できます。多数ある測定メソッドのうちのいずれかを使用して、加工、処理、保管中の粉体を分析できます。
技術仕様
粉体せん断セル | 粉体流動セル | |
サンプル量 | 4.3 mL及び18.9 mL | 60~120 mL |
回転トルク範囲 | 0.1 nNm~300 mNm (デバイスによって異なります) | 10 nNm~300 mNm (デバイスによって異なります) |
法線応力範囲 | せん断時: 最大30 kPa 圧縮時: 最大110 kPa (サンプル及びセルによって異なります) | 最大22 kPa |
防塵 | 不要 |
|
流動化オプション | 不要 |
|
温度オプション |
| ご要望に応じてカスタマイズ可能 |
湿度制御オプション |
5~120 °C (CTD 180 HR及び湿度制御オプション使用時) | ご要望に応じてカスタマイズ可能 |
測定システム | 構成に含まれる要素
|
|
アクセサリー | 構成に含まれる要素
| 追加アクセサリー:
|
MCRレオメータの仕様 | |
ベアリング | エア |
ECモーター | ✔ |
回転モード | ✔ |
振動モード | ✔ |
ツールマスター(Toolmaster™) | ✔ |
測定システムのクイックコネクト機構 | ✔ |
温度勾配(水平方向、垂直方向)のない温度制御システム | ✔ |
設定温度待機時間自動調整機能(T-ready™) | 9 |
トゥルーレート(TruRate™) | 9 |
トゥルーストレイン(TruStrain™) | 9 |
レオコンパス(RheoCompass™)ソフトウェア | |
テストデザイナー | ✔ |
レポートデザイナー | ✔ |
管理されたラボ、複数クライアント及びサーバー | 9 |
全自動温度校正 | ✔ |
仕様の詳細については、アントンパール社のレオメータを参照してください。
Anton Paar Certified Service
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