アントンパールは 2022 年に創立 100 周年を迎え、 これまで世界各国の様々な産業分野で多くの実績を上げています。
製薬業界におきましても、 研究から製造、 品質管理まで、
業界で必要とされるアプリケーションを熟知し、お客様の目的に応じた装置とその運用方法のご提案が可能です。
この度、アントンパールの製薬の日と題しまして、
アントンパールの幅広い製薬ソリューションを1日かけてご紹介するWebinarを開催することといたしました。
すべてをご紹介することはできませんが、 アントンパールの多様な可能性の一端をご紹介出来れば幸いです。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。
●開催概要●
開催日時: 2022年8月23日(火)10:00-17:00 ※途中入室、退室可能
開催形式: オンライン Cisco Webex(全11講義)
参加費: 無料
●暫定スケジュール●
10:00~10:05 ご挨拶
10:05~10:15 アントンパールの6項目の適格性評価パッケージ
アントンパールの適格性評価パッケージにはFDAの4Qモデルをはじめ、リスク分析・逸脱リスト・FDA21CFR PART11チェックリスト・SOP・トレーサマトリックス・ファイナルクオリフィケーションまでもが含まれます。
従来はお客様が多くの労力をかけられて構築されていた一連の業務フローをアントンパールがサポートします。
10:20~10:50 レオロジー測定による製薬材料への応用例
サンプルの粘性だけでなく弾性特性を同時に測定することができるレオロジー測定を用い、
溶液サンプルの複雑な流動特性、タンパクゲルやハイドロゲルのゲル化過程、ゲル強度の評価事例を紹介する。
更に嚥下特性や製剤シートの粘着特性、注射器による製剤の押し出しやすさなど、
ドラッグデリバリーシステム(DDS)分野におけるレオロジー測定の有効活用例も併せて紹介する。
10:55~11:25 SAXS法による脂質ナノ粒子、タンパク質のナノ解析
小角X線散乱法(SAXS)は、液体・ペースト・ゲル・粉末・フィルムなど様々な試料中に分散した数ナノ~数百ナノメートルの分子集合体やナノ粒子を非破壊で分析できる構造解析手法です。
製薬業界においてSAXS法がどのように活用されているのか、測定事例を交えて基礎からご説明します。
11:30~12:00 次世代XRD装置による市販鎮痛薬の定量分析と熱安定性の評価
アントンパールが開発した次世代の粉末XRD装置は、卓越した角度分解能と全自動アライメント機能により効率的に誰でもSN比の良いデータを収集できます。身近なサンプル例として、市販鎮痛薬の定量分析と熱安定性評価についてご紹介します。
12:00~13:15 昼休憩
13:15~13:30 バイオマテリアルの物性測定
硬さ・弾性率の測定原理/バイオマテリアルに関する測定アプリケーション例紹介
13:35~14:05 ワクチン・バイオ医薬品の粒子径・ゼータ電位測定とPart.11対応について
需要の伸びるワクチン・バイオ医薬品の粒子径・ゼータ電位の測定事例を紹介します。
装置は測定精度だけではなく、測定結果の改ざん防止の機能を有しているか求められます。
アントンパールの制御ソフトウェアKalliope(カリオペ)は、FDA 21 CFR Part 11に完全準拠しております。
その考え抜かれた機能をご紹介します。
14:10~14:40 屈折計&旋光計 最新!カテゴリー3のDI対応
コンピュータ化システムバリデーションにおけるカテゴリー3のうち解析を必要としない屈折計や旋光計のような装置の最新DIソリューションをご紹介します。
14:45~15:15 ベンチトップラマン分光計のDI対応
日局一般試験法にも収載されたラマン分光計ですが、バッテリー搭載のベンチトップラマン分光計が提供する最新のDIソリューションをご紹介します。
15:20~15:50 振動式密度計、比重計の製薬業界におけるメリットと当社機器の特長
日本薬局方の2.56比重及び密度測定法では4種類の手法があり、他の手法と比較して第4法の振動式密度計による測定法のメリットと数ある振動式密度計の中でも当社機器における製薬業界へのメリットと様々なご要望に対応したデータインティグリティ支援対応ソフトウェアをご紹介します。
15:55~16:15 回転粘度計を使った品質管理例
咳止めシロップや軟膏を実例として、品質管理の観点から粘度測定の重要性を当社の回転粘度計ViscoQCシリーズの特長と併せてご紹介します。
16:20~16:50 マイクロウェーブ密閉系酸分解装置での医薬品酸分解の為の技術~酸分解レシピ考案法とその反応の適切な扱い方~
あと2年程で、医薬品中元素不純物分析を実施できる様にしなくてはなりません。元素分析の為に測定装置に医薬品を導入するには、ほとんどの場合に酸分解が必要です。
そして、目的元素が医薬品中に無い、又は基準値以下である事を証明する測定である為、適切な密閉系での試料前処理の実施が必要不可欠になります。マイクロウェーブ密閉系酸分解装置は、密閉系を適切に保ちつつ、化学反応を適切に活用する為には極めて有効な装置です。そのプロトコルについてこの講演でお示しさせていただきます。
16:50~17:00 ご挨拶