ISO 17025に準拠した校正

信頼できるのは素晴らしいが、望ましいのはトレーサビリティ

アントンパール社の製品をご購入またはご使用の際には、その正確さと精密さ、工場出荷時の校正の品質について、完全に信頼していただいても問題はありません。この事実を世界中の機関やビジネスパートナーに証明するには、国際的に定評のある証拠、つまりISO/IEC 17025に準拠した校正が必要になります。この校正を、温度及び密度についての認定パートナーであるアントンパール社も実施しています。

アントンパール社の本社(オーストリア)及び子会社(アメリカ合衆国、メキシコ、ブラジル)は、ISO 17025に準拠した校正の認定を受けたラボを所有しています。アントンパール社のISO 17025に準拠した校正は、お使いの装置の国際単位系(SI)へのトレーサビリティを保証します。このトレーサビリティは、国際的に比較可能な真の測定結果を得られる唯一の方法です。

お使いの装置は特別な注意のもとにお取り扱いください。年間保守契約 については、ISO 17025に準拠した校正と併せて㈱アントンパール・ジャパンにお問い合わせください。

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お客様にとってのメリット

国際単位系(SI)への正式なトレーサビリティから得られる利点

極めて正確に調整された装置にお任せください。

国際的に定評のある正確な結果を入手してください。

ISO 17025に準拠した校正のノウハウに詳しいアントンパール社の専門家にお任せください。

現場で、または当社の認定ラボで適切な校正を受けることで、時間とコストを削減できます。

世界が認める校正証書をお受け取りください。

認定と国際的認証を取得済みのアントンパール社による校正

アントンパール社が発行するISO 17025に準拠した校正証書は国際的に通用します。その理由は、責任を負う認定機関であるAkkreditierung Austriaが、校正証明書の相互認証に関して、国際試験所認定協力機構(ILAC)との多国間協約に加盟しているためです。

ISO 17025に準拠したアントンパール社の証書
認定のスコープ

欧州内外の全加盟団体の総合リストは、www.european-accreditation.org及びwww.ilac.orgに掲載されています。

 

装置のISO 17025校正証書は国際単位系(SI)に準拠した物理的な単位を示し、各国標準への測定結果のトレーサビリティを証明するものです。

ISO 17025に準拠した校正証書(例)

お使いの装置のためのソリューション

密度
温度
測定範囲

0.65~1.55 g/cm³

0.65~1.55 g/cm³

15~50 °C

0~100 °C

0~150 °C

0~200 °C

基準値

密度標準液

密度標準液

基準温度計

標準白金抵抗温度計
(SPRT)

測定の不確かさ*)

0.001 g/cm³

0.00002 g/cm³

15 mK

10 mK

追加情報

校正手順:

  1. 校正前
  2. 調整
  3. 校正後

密度標準液は自由選択

環境温度で測定

校正手順:

  1. 校正前
  2. 調整
  3. 校正後

温度は自由選択

密度標準液は自由選択

校正手順:

  1. 校正前
  2. IEC 60751に準拠した温度係数計算
  3. 校正後

トレーサビリティ

国際単位系(SI)

国際単位系(SI)

1990年国際温度目盛 (ITS-90)

国際単位系(SI)

1990年国際温度目盛 (ITS-90)

*) 最善の測定能力

携帯型密度・比重・濃度計

アントンパール社では、認定済みの標準液を測定することで、ISO 17025に準拠してハンドヘルド型密度計の密度を校正します。  校正は環境温度で実施されます。

校正の測定結果は、密度標準液の所定の基準値と比較されます。両方の値と、この校正から計算された測定の不確かさが、校正証書に記録されます。

ベンチトップ型密度計

アントンパール社は、ISO 17025に準拠してベンチトップ型密度計の密度及び温度を校正します。温度はトレーサブルな温度計を基に測定され、密度は認定済みの標準液で測定されます。測定の不確かさを最小限に抑えるため、アントンパール社では、液中秤量によって密度が判定された厳密な密度標準液のみを使用しています。

校正の測定結果は、密度標準液の所定の基準値と比較されます。両方の値と、この校正から計算された測定の不確かさが、校正証書に記録されます。 

製造中止製品

製造中止製品にもISO 17025に準拠した校正を行っています。 

  • DMA 35 N
  • DMA 500
  • DMA 38
  • DMA 4100 / 4500 / 5000 Classic
  • DSA 5000 Classic

抵抗温度計

アントンパール社のラボは、2018年10月以降、ISO 17025の規格に従って温度校正の認定を受けています。グラーツの新しい温度ラボでは、抵抗温度計のトレーサブルな比較校正を0~200 °Cの範囲で、10 mKの測定の不確かさで行っています。

温度計は様々な温度で校正されます。ご要望に応じて、測定データに基づき、IEC 60751に準拠して新しい温度係数を計算(=調整)し、この新しい係数で全て測定し直します。

どの温度プローブを校正しますか?

  • DMA/SVM温度校正用Pt 100プローブ、D = 1.8 mm、L = 350 mm
  • Pt 100プローブMPMI、D = 2 mm、L = 300 mm
  • Pt 100プローブMPMI、D = 2 mm、L = 500 mm
  • Pt 100プローブMPMI、D = 4 mm、L = 300 mm
  • Pt 100プローブMPMI、D = 4 mm、L = 500 mm